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海外文学

2014年10月 9日 (木)

村上春樹氏 ノーベル賞残念! でも本当に候補なの?

ノーベル賞の発表が続いていますね。

 

 
 
物理学賞に、赤崎勇さん、天野浩さん そして米国籍ですが 中村修二さん それぞれ受賞しましたよね。 おめでとうございます。
 
 
 
 
今回も というべきか 文学賞での村上春樹氏の受賞はありませんでしたね。
 
 
 
 
Nharukimurakamilarge570
 
 
 
 
「受賞を逃す」ってニュアンスで報道されてるけど、雰囲気は 「今回の受賞はなかった」っていったほうがいいんじゃないかな? 依然として 有力な候補っていわれてるしね。
 
 
 
 
 
 
もともと 2006年に村上春樹氏がチェコの「フランツ・カフカ賞」を受賞したのが はじまりなんだよね。
 
 
これは 2004年の受賞者オーストリアのエルフリーデ・イェリネク(読みにくい名前だ)さん それから 2005年のイギリスのハロルド・ピンターさんが それぞれ フランツ・カフカ賞を受賞したその年に ノーベル文学賞をすぐに受賞したんだよね。
 
 
 
 
それで その次の年の受賞者が、村上春樹氏だったので
 
 
「すわ、村上春樹 ノーベル文学賞受賞か?」 
 
 
といわれたのが そもそもの始まりのようだね。
 
 
ちなみに それ以前もそれ以降もフランツ・カフカ賞とノーベル文学賞との相関関係は、まったくありません。
 
 
 
 
 
 
僕はけっこう こういう「なんとか文学賞」って好きで なんでかっていうと ぜんぜんしらない作家を読むきっかけになるじゃないですか?
 
 
 
 
 
 
今回 ノーベル賞をとった 「パトリック・モディアノ 」さん、なんて 知ってました? 
 
 
僕はぜんぜん知らなかったんだけど なんか 「フランスの村上春樹」って一部で言われているらしい(笑)
 
 
 
 
1
 

失われた時のカフェで

 
 
 
なんか たしかにこれも面白そうだなぁ とか おもってたら 訳者が 平中悠一 氏 で 氏は 作家でもあるんだけどデビューの頃の作品って 「村上春樹の影響をすごくうけている」っていわれていたんだよね(本人もそういってたか不明)
 
 
 
 
なんか いろいろ縁がありそうな気がするね。
 
 
 
 
 
 
TBSラジオの「荻上チキ Session-22 」って番組で
 
 
 
 
 
って番組でやってた ノーベル賞あれこれ話がなかなかに面白かったよ。 ちょっと印象に残った部分をぬきだしてみると、、、
 
 
 
 
・ノーベル賞の候補は公開されていない。「候補にあがっているのでは?」というのはあくまで マスコミとかの推測。
 
 
・候補や選考の一部なんかは 50年後に請求すれば公開される。 
 
 
・湯川秀樹さんの業績は、戦時中だったが 敵国の研究者からも推薦されていたといわれている。
 
 
・ノーベル賞の賞金は 800万スウェーデン・クローナ(約1億2千万) これはノーベル財団の不動産収入や、運用でまかなっている。
 
 
・その運用の一部は日本の金融機関がやっているようだ。
 
 
・ノーベル賞の賞金と同じ額をその調査費につかっている(と、いうことは調査費に1億2千万円!)
 
 
・ノーベル平和賞は「反共(反共産主義)」でないといけない。
 
 
 
 
などなど 興味深い話だったよ。 PODCASTSで 今なら聞けるので 聞いてみるとおもしろいかも?
 
 
 
 
 
これからいうと 村上春樹氏は本当に候補なのかどうか? ってのは あと50年くらいしないと 本当のところはわからないってことだね。 
 
 
 
 
なるほどね。
 
 
 
2
 
 
 
女のいない男たち
 
 
 
 
 
まぁ ノーベル賞きっかけで新しい作家とか 新しい研究とかを知るのは楽しいですよね。
 
 
過去の受賞者の作品とかも ちょっと読んでみたくなりましたよ。
 
 
 
 
と、いうことで また次回!  やれやれ。
 
 
 

2014年2月15日 (土)

気が滅入る物語 「湿地」アーナルデュル・インドリダソン

 今日も 明日も たぶん本土の都市では雪でたいへんなんだろうけど、沖縄は、風はさむいけど晴れていたので暖かいといえば暖かい。 

 
 
あんまり暑い日々がつづくと、ちょっとうんざりだけど、沖縄の冬から春にかけての暖かい日は、とても気分よくすごせる。  
 
 
 
Images
 
 

 
 
 
 
 じめじめしているのは不快だけど、さらに寒いっていうのが重なると、それだけで気が滅入る。 
 
 
 
絶対一発で名前がおぼえられない作家 アーナルデュル・インドリダソン の「湿地」は そんなじめじめして寒い アイスランドのしかも湿地帯がぶたいの殺人のミステリ物語。 
 
 
いや、本当に気が滅入る。 
 
 
ミステリものって どこかで活劇的な、血沸き肉踊る展開があるとか あっ!と驚くどんでん返しとかがあるもんなんだけど この物語ではそんなものはほとんどおこらない。 
 
 
おこらないんだけど、1章、1章が短いので わりと読みやすくすらすら読めるので なんとなく読ませてしまう。 
 
 
あとに残るのは 寂寥感とか、荒涼とした感じで 読後感があんまりよくない。  
 
 
 
 
 
 
 
 
 もちろん僕は アイスランドにはいったことはないんだけど、とうぜんアイスランドにもいわゆる貧困層というのがいて、そのひとたちの暮らしぶりが垣間見えて さらになんともいえない気分になる。 
 
 
この気の滅入らせかたっいうのは たしかに文学的価値はあるんだろうけど 僕が海外ミステリにもとめているものとは ちょっと違うかな。 
 
 
おなじ 北欧のものでも 映画化された 「ミレニアム」 なんかはとてもおもしろかったけど そういうのを期待していると 読後にへこむよ。
 
 
 
 
 

 

 

 ちなみに アイスランドってどんな国なのか調べてみたら、なかなかユニークな国だね。 

 

人口が30万人くらいの島国で、アメリカとヨーロッパの中間に位置する もともとは漁業国。 

 

だけど、近年金融を強化して 北欧でも有数の成長率の金融国家。 

 

 

EU加盟をめざしているんだけど 捕鯨国でもあるので いろいろ難しい面もあるらしい。 

 

温泉なんかもあるので 日本からの直行便とかで観光に行く人もいるらしい。

(ぜんぜん 知らんかった) 

 

 

あと 人口が30万人ぐらいっていう すくない人口だから 男女が恋愛するときには 血縁があるかどうかしらべるらしい。 (へぇっ!)

※ 参考サイト

 

沖縄の人口の5分の1くらいだから そりゃ 犬も歩けば親戚にあたる……ってかんじだろうね。

 

 

沖縄でも すぐ知りあいにぶつかったりするんだから アイスランドでは同級生とか みんな知りあいなんだろうね。 

 

離島出身の若い子たちに、沖縄の離島の恋愛事情とか きいたことあるけど それはかなり濃い話がおおくて(笑) おもしろかった。 

 

ユーミン的な 「この電話を切ったら もうこの人と会うことは一生ない」とか そういうせつなさとは無縁の世界ですね。

(最近は 携帯電話とかFBとかで 昔の知りあいにつながる可能性が増えたけどね)

 

 

 

 
 
 
 続編が邦訳されていて、そちらも評判はなかなかだけど どうなんだろう? 
 
 
登場人物の、警察官エーレンデュルは それでもなかなか魅力的ななキャラクターなんだけど ぜひ次回作では 救われることを期待したいね。 ( まぁ もう書かれてるから 今言ってもしかたないけど )  
 
 
 
 
 
 なんだかなんだで 続編も読んでしまいそうね。