1日に何をすべきか、誰でも完璧にわかる!「データの見えざる手」続編その1
もう少し この本 の話しをしてみたい。
と、いうのも 実際クライアントさんとのコーチングなんかでも話題になってきたので、自分の再理解もふくめて ていねいに話をしてみるね。
参考だけど 以下のサイトも わかりやすくて 本の著者がインタビューに答えている。
ただし! 無料で読めるのは期間限定みたい!
後編は 9/26に更新されるようだね。
↓ ↓
データの見えざる手: ウエアラブルセンサが明かす人間・組織・社会の法則
まず 最初に「人間活動は自由ではなく、”活動予算”が決まっている」 ってところについて。
これは 本当に驚くべき発見だとおもうんだけど これで完全に「精神論」は否定されたよね。
「人は1日で平均7万回の腕の動きがあって 1分間に何回動いたか? という運動量で「活動」を配分されている」 というデータがある。
たとえば
原稿書き → 腕の動きは60回くらい
メール作成 → 腕の動きは 約100回くらい
ミーティング → 腕の動きは100回くらい
プレゼンテーション → 腕の動きは 150回くらい
歩く → 腕の動きは240回くらい
と いうふうに「1分間の腕の動きに対応した活動」というのがわかっている。
なんだけど 実は1日のうちに どれだけ活動できるか決まっている!
”より具体的にいえば、1分間に60回以下の動きをともなう活動には、活動時間全体の半分程度の時間を使わないといけないことが実験からわかっている。1分間に60~120回の活動は、さらに半分で1日の活動時間の1/4程度の時間、1分間に120~180回の活動は、さらにその半分の1/8程度の時間、180~240回程度の活動は、そのさらに半分の1/16程度の時間を割り当てなければならない。”
(本文より 抜粋)
これはどういうことか?
だいたい 1日の活動時間を15時間程度とするよね。
そうすると 活動予算は
原稿書きやら 軽いデスクワーク ルーティンワークなど → 8時間程度
ミーティングやメール作成 営業など 少し動きがでるもの → 4時間程度
プレゼンテーションや身体をわりと動かくもの → 2時間程度
歩いたり あきらかに身体を動かすもの → 1時間程度
と 割り当てられていて それ以上の活動はできない、ということが わかっている!!
え!?
「でも プレゼンテーションを3時間やった場合は?」
それは ふつうのプレゼンテーションの割り当ては2時間なので、エネルギッシュなプレゼンテーション(歩く の時間をつかう)を1時間するか あまり身体を動かさないプレゼンテーション(ミーティングなどの時間をつかう)を1時間つかうってことだね。
これは凄いよ。
つまり われわれの 1日の時間は、運動量(熱量)に支配されているってことだね。
これは なんとなく体感でわかっていたことではあるよね。
つまり 「集中できる時間は 1日じゅうとかは無理」 「重要な商談は1日に何回もできない」とか なんらかの エネルギーに支配されているっていうのは 感覚的にわかってたよね。
でも これで 「ビッグデータ」から 配分までほぼ完璧にでてしまったわけだよ!
後々 修正はされるかもしれないけど 僕はこのガイドラインにそって1日の過ごし方を変更しようとしているよ。
これでいうと 「頭をつかう仕事」や「身体のトレーニングの時間」 「クルマの運転の時間」 「ミーティングの時間」などを それぞれ 制限して より 効果が高い時間に振りかえていかないといけないってことだね。
だから やみくもに 運動したり やたらと営業したり 1日で難しい仕事をやってしまう とか考えるのは あきらかに 効率がわるく そもそも手抜きになってしまう可能性があるってことだね。
だから 当たり前なんだけど 1日の過ごし方の大半を「ルーティンワーク」にしていかないと いちいち頭でかんがえていたら 貴重な資源をムダにしてしまうってことだね。
だから 「やる気がおきない」というのは そもそも頭をつかうことを何時間かつかったあとなので それで頭をつかうことができない状態なのかもね。
これは モチベーション理論だったり 「気合」とか「根性」とかでは まったくうまくいかないってことだね。
まだまだ この本の紹介をしていきたいんだけど 今日はこの辺にしておきますよ。
で、ないと 僕の仕事のエネルギーがなくなってしまう!
と、いうことで また次回!
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