何度も話さないと伝わらない
よく 個人と集団に対するアプローチのやりかたって違うっていうんだけど 具体的に どういうふうに違うんだろうか?
なんとなく 「違う」っていうのはわかるとおもうんだけど じゃ何が違うのか?っていうのを キッチリ言える人って少ないかもしれない。
コーチングについて話すと 個人の場合はどちらかというと「人」そのものにフォーカスすることが多い。
例えば、
「あなたは どうしたいのか?」
「それによってあなたが得ようとしているものは何か?』
「あなたが 恐れているものは何か?」
など 本人がどう考えているのか? ということについて 掘り下げていくことで その人自身を動機付けていくことができたりするんだよね。
では 集団や組織はどうしたらいいんだろう?
リーダーの 「どうしたいのか?」「何を目指しているのか?」はもちろん 重要なんだけど それを 1人で考えたり 思ったりするんじゃなくて メンバーにそれを 何度も繰り返し話す必要があるんだよね。
まぁ ビジョンっていってもいいけど 目標とか想いとか なんでもいい。
いろんな形で 何度も 話す必要があるんだよね。
この「いろんな形で」と「何度も」というのが ポイントで 単純に一方的に話たり 1回や2回話せば いいってものではないんだよね。
よく 「いや 話していますよ」「この間 話をしたばっかりです」とか 聞くんだけど これは 何度も話さないといけない。
何度も話す場合でも まったく同じ話ををするんじゃなくて 違うエピソードなんだけど 結論は同じとか 他の人の話しなんだけど 自分と同じことをいっていること とか いろんなバリエーションで何度も話さないと 集団は理解してくれない。
個人の場合、、、1対1でコーチングする場合 たとえば 1回長い時間 深く
話をすることで スッキリするケースはある。
でも 集団の場合は たとえ1回長い時間 深く話をしても それだけではダメなんだよね。
人数がおおいから 時間がかかる、、、ってイメージじゃなくて
「集団っていうのは 人に率いられものではなくて その人が発する メッセージやビジョンや言葉に 人がついてくる」
ってことなんだよね。
だから メッセージやビジョンなんかが大事で コーチングのポイントはそこにあったりするよ。
だから 個人と集団と何が違うのか?っていうと 個人は「その人そのものの
考えや想い」がポイントで 集団は「その人が発するメッセージやビジョン」が重要ってことだね。
と、いうことで また次回!
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