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2014年7月 3日 (木)

「医療」でさえ、寄り添わないというのに

僕は ときどき 「先生」とかいわれたりするんだけど まぁ先生ではない。けど、先生でない人も世間では、先生とかよばれてるし そういうのをいちいち
 
「いや、先生っていうのはちょっと、、、」
 
 
とかいうのも また意識しすぎかな?とかおもって けっきょくそのままにしている。
 
 
 
 
先生ともよばれるし、コーチでもあるし、インストラクターやら、先輩とか、オヤジやら、マニアやら、便利屋やら、経験者やら なんやら肩書はいろいろだけど 
 
 
「クライアントと接するとき、理想的な立ち位置は?」 
 
 
とか 聞かれたりするんだよね。
 
 
 
 
たぶん これは 「上から」だと うまくいかないし 「下手にでる」のもどうかとおもう、、、で、 どのあたりがいいのか? って質問だとおもう。
 
 
 
 
 
それ関連で こっちの記事がなかなか興味深いんだよね。
 
 
 
(以下 引用)
 
 
 
 
その1 寄り添う医療は、自分のレールに患者を引き寄せ、自律性を阻害する
 
 私は、「自分は基本的に患者のことを理解できていない」という認識に立って診療しています。そのため、私の診療の基本スタンスは、「自分のレールに患者を乗せる」のではなく、「患者が歩いている道を探して伴走する」というものです。

 寄り添う医療は、患者さんと自分の一体感をどうしても重視してしまいがちです。そして、どうしてもそこに自分が走るレールやスピードに患者さんを引き込もうとする意図が生まれてしまうと考えています。さらには、自分の目指す方向や歩くスピードと合わないとき、どうしてもイラッっとしてしまいがちになってしまいます。それはすなわち、患者さんを自分の敷いたレールに乗せ、自分が心地よいと感じるスピードで走ることを強制することなのかもしれません。
 
(日経 メディカル コラム: 尾藤誠司の「ヒポクラテスによろしく」より
 
(引用終わり)
     
 
記事では その1からその5まで あるんだけど その1 がよくまとまっていて 僕自身とても共感できるなぁ。
 
 
 
ここでいわれてるのは 
 
 
「患者(クライアント)のことは、患者しか踏み込めないことがあるので そこへ 自分から強制することが 必ずしもよいものではない」 
 
 
というニュアンスだとおもう。
 
 
もちろん 医療だから いくら患者が「大丈夫」といっても 強制する必要があったりすることはあるんだろうね。 
 
 
でも そういうドクターでさえ 「自分は基本的に患者のことを理解できていない」という認識にたっているというのは 重要な視点だとおもうね。
 
 
 
 
 
 
 
以前 ある専門家の人が 
 
 
「わたしは クライアントといっしょになって 問題を解決していきたいとおもってやっています」
 
 
って いってたんだけど 僕はこれは完全に間違いだとおもうよ。
 
 
 
解決するのは クライアントであって たとえば僕がいっしょになって 解決するんじゃないよ。
 
 
クライアントが 自分で解決することを手伝うのが「専門家」の仕事であって いっしょになって解決するなんて おもいあがりだとおもうよ。
 
 
 
 
 
何かで困っているとき、、、
 
 
 
クライアントが自分で解決するのを手伝う人 → 専門家
 
 
クライアントのかわりに解決してあげる人 → 業者
 
 
クライアントと一緒になって解決する人 → ステークホルダー(利害関係者)や家族 身内
 
 
 
 
 
 
なので クライアントとの立ち位置っていうのは 「上から」とか「下手にでる」とか そういう次元ではなくて 自分で解決できるように手伝うしかない。
 
 
 
間違っても 「一緒に解決していく」なんて おもったらダメだよ。
 
 
 
そもそも 誰も一緒になって解決してほしいなんておもってないからね。
 
「やってもらいたい(業者)」か、「自分でやりたい(専門家)」かどちらかしかないよ。
 
 
 
たぶん 「寄り添う医療」っていうのが 一緒になって解決しましょう~ っていうスタンスなんだとおもうな。
 
 
そうおもって、記事をよんでみると しっくりくるね。
 
 
 
 
 
 
まぁ まだ 話したいことはいろいろあるんだけど またおいおい話していきますね。
 
 
 
では また次回!
 

 

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