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2014年6月 3日 (火)

子供に「何で勉強するの?」って聞かれたら、こう答えろ!

ちょっと話題になっていたので、

 
 
 
【小学校低学年の子供たちに向けた伝え方】

夢を叶えるためには勉強することがとても大切
それに「わかる」ってすごく楽しいんだよ!

  • 夢を叶えるためにはがんばって勉強する必要があること
  • 今まで知らなかった事や分からなかった事が分かるようになると、すごく面白いよと伝えること
  • 勉強に対してワクワクするようなポジティブなイメージを持たせる事
     
 
 
 
このライターさんは 小学生には このように伝えたほうがいいのでは? とおもったみたいだね。 
 
 
それで 中学生に関しては このように結論をだす。 
 
 
 
     
 
【中学生に向けた伝え方】

人生を自分で切り開いていくための力を身に付けるため

  • 人生の大事な場面で自分で判断し、ベストな「選択」ができる人間になるための訓練
  • 勉強を通じて「集中力」「考える力」「情報を正しく読み取る力」を身につけている
 
それで最終的に ご自身のお子さんに対して
 
 
 
     

【小学4年生の息子に向けて】

「努力する力」「あきらめない力」を身につけるために勉強してるんだよ

     
 
 
 
と、いう結論になっているみたい、、、、、、、、、
 
 
 
 
 
 
ダメじゃないか!!!!  間違っとるやん!!!!
 
 
 
 
このライターさんの文章からみえる考えのなかに 根本的に間違っていることが 2点ある。
 
 
 
ちょっと 未だにこういう認識が一般的なんだろうか? ヤバくね?
 
正しいことをはなしてみるね。 
 
 
 
 
1 「今 勉強していること そのものが 直接 世の中で役に立つ」
 
 
このライターさんは 基本的に学校で習った数学とか物理とかが、あんまり世の中にでて役に立たないって前提でかいているよね。 
 
 
引用されているどっかの文章もおなじニュアンスだよ。 
 
 
そもそも それが大きな間違いで 小中学校、あるいは高校で習う、ほぼすべてのものは 世の中にでて 直接やくにたつ。
 
 
 
と、いうか 実際 仕事で行き詰っていたり なかなかうまくいかない大きな原因のひとつに 「小中高校の教科の学力不足」 というのが とてもおおいんだよね。
 
 
 
「数学や物理がなんの役に立つんだ!」とかいってた 不良が 工業高校や専門学校にいって 自動車の整備工になろうとたら 資格試験で関数電卓たたきながら ひーひー いってたよ。
 
 
だって クルマの修理するのに 物理や数学の基本的知識なければ 優秀な整備工になれないからね。
 
 
 
美容師になるなら、国家試験とおらないとなれないけど 化学や数学の基本的な知識がないと なんでこうなるのか理解できないよ。
 
 
 
 
 
 
その昔 終身雇用制が まだ生きていたころ 
 
「勉強だけできてもダメだ。コミュ力がないと」
 
 
みたいな話しってあったけど これは どんな会社でもほおぅっておいても伸びていた時代は 本当の実力をみにつけるよりも 上司に奉公したり 取引先に好かれたほうがいいって時代のはなしだよ。
 
 
 
 
 
実際 ユニバーサル大学っていわれる 学力低い大学とかは 高校や中学(ばあいによっては 小学校も?)の勉強をやって 文科省から「いや、マズいでしょ」っていわれたりしてるよね。 
 
 
これは 企業側がちゃんと それだけの学力レベルの人でないと つかえないからだとおもわれる。
 
 
 
 
 
 
たぶん ライターさん自身が あまりにも当たり前に知識をもっているので 学校で習った知識が 役に立っているっていうのを自覚できていないんだとおもう。
 
 
 
 
 
 
 
2 「勉強する理由は、自分のためでなく 世の中に貢献するためである」
 
 
 
そもそも 教育は自分のためでなくて 集団だったり共同体を維持していくためのものだよ。
 
 
つまり 勉強して偉くなるということは その仕事や貢献をつうじて世の中をよりよくするため。
 
 
 
だから 「何のために勉強するの?」という質問にたいする シンプルな答えは
 
「世の中で役に立つ人間になるためだよ」 
 
 
というのが いちばん簡単なこたえだよ。 
 
 
 
モンスターピアレントなんかが 間違えているのは ここなんだよね。
 
だから 個人的利益を追求するためにやるものではなくて (もちろん追求もしないといけないけど) 第1義的に 世の中の人を幸せにするために勉強している。
 
 
 
これは そうすることが いちばん共同体に利益が大きいからっていわれている。
 
 
つまり 子どもたちが しっかり勉強して優秀になってくれることは われわれも幸せになるいちばん近い方法なんだよね。 
 
 
だから 税金もつかうし 学割なんかもある。
 
 
自分の子供だけが 得をすることがいいって人が増えると 共同体全体の利益がさがって けっきょく ソンになってしまう。
 
 
 
 
 
 
 
このライターさんは たぶん この2点がわかっていない。 
 
 
だから 「何で勉強するの?」っていうのに答えられない。
 
 
 
 
 
「何で勉強するの?」 
 
 
ってきかれたら
 
 
「勉強してることは すぐに世の中で役に立つことばかりなんだよ」
 
「みんなが勉強して みんなが世の中で役に立つ人間になるためだよ」
 
 
 
と おしえてあげよう。
 
 
 
 
 
ちなみに 勉強が面白くないのは わからないからです。 
 
わかるようになると だんだんおもしろくなります。 
 
 
 
では また次回!
 
 
 
 

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