ドラマ「ルーズヴェルト・ゲーム」に見る、完璧なチームとは?
へんな言い方だけど 伸びてたり 業績いい会社が よい会社じゃなくて よい会社がよい会社だよね。
今 話題のドラマ ルーズヴェルト・ゲーム なんかでも これ見よがしに
「会社は 株主のものでしょう? なのにあんたは勝手に、、、」
みたいなセリフがあるけど 株主のものでもあり、経営者のものでもあり、従業員のものでもあり、社会のものでもあり そして 顧客のものでもあるんだろうね。
(ドラマだから かなりあざといセリフ回しだけど)
株主からみて いい会社だけど 従業員からみるといい会社ではない とかはよくあるけど
「どのステークホルダー(利害関係者)からみても いい会社」
っていうのは ちゃんとあって それは
「顧客から支持されていることで 業績が好調な会社」
っていうのが いい会社の定義のひとつだとおもう。
顧客は 世間の評判とかもきにするので ブラック企業みたいに従業員をあつかう会社に 支持はあつまらない。利用はするかもしれないけど 支持はしないよね。
つまり
「商品やサービスが すぐれていて」
「そのおかげで 顧客が買ってくれて」
「それで 売上があがっており」
「まっとうな経営をしているために 業績(利益)があがっており」
「待遇や職場環境も悪くないので 従業員が働きがいをかんじている」
という 会社が いい会社であることは 異論のないところでしょう。
完璧な会社、、、なんでしょうね。
で、ですよ。
だったら なんで 世の中の会社はすべてこうでないのか? というと
「目指してるけど、まだできていない」か「目指していないので、できない」
の2択でしょう。
最初のヤツはわかるけど でも 「目指してない」とかあるのかね、、、
今日、ある会社の話しを聞いたんだけど そこは業績はまぁまぁなのだが とても働きたくないような 理不尽なことを要求される職場環境らしい。(詳しくはいえませんけど)
ただ それなりに 経営陣は お金や時間をつかっており 外部のコンサルタントや業者をいれて いろいろしくみやらルールやら制度やらを整備しているそうだ。
だけど 従業員はそこで働きたいとはおもってないし おかげで地域からは さほど支持されているわけでもないらしい。
僕は 話しをきいて なんでそうなっちゃったんだろう? っておもったんだよね。
ね なんでだとおもう?
まぁ 理由はいろいろあるんだけど 僕がおもいたったのは
「経営者が そもそも 自分がよい会社がつくるれる と信じていない」
っていうのが 大きいとおもったよ。
これは 実はよくあるケースで まぁ経営者自身が 「自分にそんなことはできない」とか「うちの会社はそんなことはムリだ」とかおもっているので どっかに歪みがでても しかたないってあきらめているんだろうね。
まさか 自分の会社が 「顧客に支持されて業績が好調、従業員も満足」とかそんな会社になれっこないっておもってるんだよ。
でも これは そういった会社や組織を経験したことがある人ならわかるけど それは大変ではあるけど可能だし 目指すにふさわしい価値が たしかにある。
ただ これは その経験がない場合 いくら話したり コーチングしたりして ビジョンとか理念とかつくっても ぜんぜんできない。
目指していないんだよね。
これは けっこう経営者としての資質だとおもう。
ドラマの「ルーズヴェルト・ゲーム」でも 青島製作所の会長も社長も専務も、みんな「よい会社」をめざしていて それは本人たちのなかに 「こういう状態にするんだ」というイメージや経験があるんだろうね。
一方で ライバルのイツワ電器の社長は たぶん「よい会社」の経験がないんだろう。
だから なんとなく卑怯な手をつかわないと うまくいかないっておもってるんだね。
経営者っていうより リーダーだったり 組織のトップだったりは
「完璧(であろうとしている)なチーム」
を経験するのと しないのとでは 雲泥の差がでるよ。
それは 経験した人は「自分が経験している」ということがわかるけど 経験してない人は自分が知らないことがわかってない。
これは 別にビジネスでなくてもよくて サークルとか部活動とかでも全然もんだいないので そういう経験はリーダーだったりトップだったりは必須の経験だとおもうよ。
目指していないからできるわけないよね。
そこに、場当たり的に いろんなことやっても ややこしくなるだけで いろんなことがムダになるよ。
まず 「完璧なチームを目指す」というところから、はじめる必要があるかもね。
と、いうことで また次回!
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