「どうして投資をするんだろう?」がおもしろい
Q1 次の中で生産資源とみなされるものは?
1 コンピューター会社の株式
2 石油会社の社債
3 自動車会社の生産機械
4 銀行に預けられているお金
Q2 経済における起業家(企業家)の役割は?
1 新製品の生産や販売の方法を政府に伝えること
2 創業に伴うリスクを負うこと
3 会社の株式を売買すること
4 新しいビジネスにおける投資家の責任を限定すること
Q3 どのような経済システムでも人々が答えをださなければいけない問題は?
1 株主に分配される利潤の分け前はどれだけか
2 労働者の最低賃金の額はいくらか
3 財、サービスをどのように生産しているか
4 株式市場をどのように規制するか
(ほぼ日刊イトイ新聞 「どうして投資をするんだろう?」 第1回 ニッポン、遅れてる!? より)
ほぼ日のこの記事がおもしろい。
Q1~Q3までは 日本とアメリカの高校生と大学生を対象に行われた経済テストの一部なんだよね。
答えは リンクをみてください → 答えはこっち
ちなみに 僕は Q2をまちがえました、、、ってか 今でも間違いになっとくしてないんだけど なんかを間違って理解しているのかな。
この記事の題名(ニッポン、遅れてる!?)って題名からも なんとなくわかるように 圧倒的に正解率は、アメリカの学生のほうがいいらしい。
なんとなく そんな気は最初からあるよね。
でも 僕が興味深いとおもったのは 「これは まず絶対ちがうな」とおもう選択肢を選んでいる学生が、日本人にとてもおおいってことなんだよね。
それで ちょっとおもいだしたことがあったんだよね。
ある会社で比較的若い人たちと、新規のプロジェクトについてミーティングしていたんだよね。
僕はそこで ファシリテーター(議論がうまくすすむように進行する役目)をやってたんだよ。
で、なぜか 議論の方向性がはっきりしないんだよね。
それで そのメンバーの1人に質問してみた。
「そもそも このプロジェクトって何ができたら、成功なんですか?」
ってきいたら
「手間と時間がかからず できたら成功です」
って わりと自信たっぷりにいわれたんだよね。
この人がプロジェクトに反対してたわけじゃないよ。
ただ その人のいままでの発言だったり、雰囲気から つたわってきたのは
「仕事というのは、できるだけ少なく、手間をかけずに時間どおりに終わらせることが望ましい」
ってことなんだよね。
これは 一見正しいようにおもえるんだけど このかんがえの根底にあるのは
「会社や顧客への労働の対価をいかに効率的に引き出すか」
が 仕事の良し悪しだという発想だよね。
この 「会社とか顧客から引き出す」っていう発想ってのが、僕はびっくりして なるほど そうかんがえれば 「手間と時間がかからずできること」が仕事の成功っていうのは納得できるなぁ とか おもったよ。
本質的に 仕事は「会社や顧客から対価を引き出す」ものではなくて 「価値をあたえる(提供する)」ものだよね。
価値をあたえる(提供する)ことによって 対価をえるわけだけど 「対価をひきだす」って発想は 目的と結果が逆になっている。
もし ほとんどの人が 「価値をあたえる」ことが目的じゃなくて 「対価をひきだす」ことが目的だとおもってるとしたら たぶん人材育成とか ぜんぜん違うかんがえをほとんどの人がもっていることになるね。
もしかしたら 昨今の「ブラック企業問題」っていうのも そのあたりが影響しているのかもしれないね。
明日から 対談編がはじまるみたいなので 「どうして投資をするんだろう?」 楽しみです。
では また次回!
、、、、、、 あと 蛇足だけど このエントリーは さきほど入力したのが 全部消えてしまったので 再度入力しなおしました。別にどうでもいいですけど 凄く手間がかかりました。ただ それをいいたかっただけだけど。とほほ。
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