性格悪い太陽でも同じこと
GWまっただなかですね。いかがお過ごしですか?
ここんとこ 行動工学について いろいろ話してますよね。
なかなか難しいんだけど どうでしょうかね?
「説得や気持ちの変化、内部での納得によって行動がおこったのではなく、外部からの反応によって 行動が変化する」
これは 少し前の 「北風と太陽」の2つの意味 ってエントリーで 話した部分なんだけど このあたりが 感覚として とても理解が難しいとおもうな。
ちょっとこのあたりを 今日はすこし話してみる。
「説得や気持ちの変化、内部での納得によって行動がおこったのではない」
っていうのが わかりにくいんだとおもう。
だったら いったい 何が原因で行動がおこったのか?
北風と太陽の話だったら 旅人のコートを脱がせたのは ぽかぽかして 暖かくなった 太陽だよね。
これの意味は 北風みたいに 無理やりいうことを聞かせようとすると うまくいかなくて ぽかぽかする暖かい気持ちで接することが重要だよって ことをあらわしているんだとおもう。
でも ちょっと別の設定でかんがえてみる。
太陽が もし ものすごく性格悪くて 嫌なやつで
「ほー北風はん、もしわいが勝ったら 払うもんはろうてもらいまっせ うへへへへへ」
とかいって(ってか なんで関西弁?) 旅人をあたためたとする。
それで 旅人がコートを脱いで 太陽が勝って
「おーらー わいの勝ちや。さ、北風はん よろしゅうな。これにこりてワイにアホなこというんちゃうで。クソが」
とか いったとする(だから、なんで関西弁なん)
でも やっぱり 太陽の勝ちは勝ちだよね。
つまり 太陽の「意志」が すこやかなものなのか、あくどく邪なものなのかは 関係なく 暖かければ 旅人はコートをぬぐわけだよ。
また 旅人は その「意志」に賛同したわけでもないし あらがったわけでもない。
ただ 暑かったから コートを脱いだんだよね。
つまり 旅人の行動は環境によって変化したんだよ。
これは とても重要で、、、だとすると その人の行動に変化をもたらすものは その人の内部にアプローチするものではなくて 外部にアプローチするものだよね。
こんなふうな話をすると 「じゃ、内部はどうでもいいのか?」とか いわれるんだけど、、、
その辺のことは また次回話してみるね。
では、また!
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