プレイングマネージャーに必要なもの(ラグビーの平尾氏とか)
中日ドラゴンズの谷繁選手権監督が、ちょっとケガしてるよね。
選手権監督、、、つまり プレイングマネージャーなんだけど チームの成績もいまひとつだし、選手としてもケガとかもあって、なかなか厳しい状況だよね。
すこしまえのヤクルトスワローズの古田選手権監督も、監督としても、選手としても 「兼任時代」はぱっとしなかったなぁ。
まぁ 選手として だいぶキツクなったので 選手権監督ってなったわけで すくなくとも選手として大活躍ってのはむつかしいかもしれないね。
古田監督も 谷繁監督も どういう采配とか選手しながらの監督の仕事をするのかな とかおもうけど うまくプレイングマネージャーとしての仕事のしかたっていうのを確立できていないかんじがするよね。
やっぱり 選手として実際にプレイしているからこその、リーダーシップとか 采配とか が具体的にでてくるとおもしろいんだろうね。
たとえば、、、
練習で自分自身がバッティングやってて 「おい、おまえもこう打ってみろ」とか一緒に練習したりしながら コーチングするとか。
ピンチで内野にあつまったときに 「このあとピッチャーの交代はこういうプランで考えている。だから 仮にここで打たれても こういうプランで点をとろうとおもっている」 とか。
そういう話をするのであれば 「監督が選手をしている」メリットがあるんだろうけど いまのところ 「選手が監督をしている」って雰囲気だね。
そんななかで 元ラグビー日本監督の平尾誠二 氏は 僕は一番プレイングマネジャーとして 成功した人ってイメージがあるね。
ラグビーは社会人が中心になっているので ラグビーのキャプテンが必然的に 監督っぽい役割をすることになるんだろうね。
本もいっぱいだしているよ。
僕もいくつか読んだけど 何冊か読んでると 平尾氏の言葉がすこしずつ変化しているぶぶんと 変わっていないぶぶんとあって なかなかに興味深い。
最初のころは 当然プレイングマネジャーだったわけで そのころのリーダーシップスタイルのポイントは
「率先垂範」 と 「徹底的な技術コーチング」
だとおもう。
率先垂範、、、つまり 自分が一番にやるってことと 技術的コーチング だから そこには 平尾氏がプレイヤーとしての 素晴らしさをバックにしたコーチングが機能していたんだとおもう。
それから 指導者のみに仕事がうつってきたときに より主張がおおきくなったのは
「メンタルをサポートする」 「情熱をつたえていく」
といったことに移ってきている。
これは なかなか面白い。
おそらく メンタルだったり 情熱だったり ってとこが ビジネスマンにはわりとうけているんだろうけど これは 「平尾誠二」がそういっているので、価値があるんだよね。
つまり 選手として 超一流の人(だった人)から サポートしてもらうことに 価値があるのであって たいしたことない人からのサポートは説得力がない。
これが重要なんだよね。
ほとんどのビジネスの世界では プレイングマネージャーがふつうなんだけど プレイングマネジャーが成功する要因は
「自分自身が、好業績をだしている」
「そのメソッドや方法論をきちんとつたえるコーチングができる」
というベースが必要なんだよね。
だから 実は好業績をだしていないことや、そのメソッドを伝える手法がなくてただ「熱くやれー」とかいってるだけだったりしているのが チームの成績がかんばしくないケースがよくある。
単純に リーダーとして キャプテンとして 必要なことってよくあるけど プレイングマネジャーとして必要なことって あんまり世の中にでてないので 平尾誠二氏の本はとても参考になるよ。
では、また次回!
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