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2014年4月26日 (土)

「心理学」が嫌いな理由

 世の中に 「行動分析学」とか「行動科学」って言葉があるんだよね。 

 
 
これは ものすごく大ざっぱにいうと  
 
 
「人の行動の原因は 人の内部に求めるのではなくて 外部環境に求める」 
 
 
というもので 僕自身が コミットしているものなんだよね。 
 
 
 
 
 
人の行動の原因を内部に求めるものを 「心理学」 というなら 逆に 外部に求めるものを 「行動科学」っていってもいい。  
 
 
 
ややこしいんだけど 「行動科学」も場合によっては 「心理学」のひとつのジャンルみたいにあつかわれているケースもあったりするので その位置関係がわかりにくい。  
 
 
 
 
 
いわゆるフロイトがいいだした(といわれている)人の「心」が行動の原因だとする考えと 「行動科学」は正反対といってもいい。  
 
 
 
つまり 「心理学」と「行動科学」とは 正反対の主張をしているものなんだよね。
(※ わかりやすくするために 「フロイト」的心理学をすべて 「心理学」といってます)  
 
 
 
 
 
 
 
 
 コーチングっていうのは、最終的にクライアントの行動の変化を助けるものだとすると
 
 
「心理学的アプローチをする コーチング」 
 
 
と 
 
 
「行動科学的アプローチをする コーチング」
 
 
と 大きくわけられるはず。  
 
 
 
 
でも、コーチングとかを勉強してる人は、もともと学者じゃないので この2つの区別がわからないまま 両方を 混ぜこぜで本読んだり 話したりするので  たぶん本人たちもよくわかっていなんだとおもう。 
 
 
 
 
 いつも話しているけど 僕は 「行動科学的アプローチをする コーチング」をやっている人だよ。 
 
 
 
だから 「心理学」には 全く興味がない。 
 
 
 
つまり 僕のコーチングでは その人の内部で何がおこっているのか?は (あまり)関係がない。  
 
 
 
 
 
 
 
 
 たとえば ある営業マンの成績があがらない とする。 
 
 
 
 
「心理学」では この人は 「営業成績をあげきれないダメな人」になる。 
 
 
だから この人を「ダメな人」から 「いい人」にしないといけない。  
 
 
 
 
 
 
「行動科学」では これは 「この人の営業方法では成績があがらない、ダメな方法をとっている」になる。 
 
 
だから この「ダメな方法」を「いい方法」にしないといけない。  
 
 
 
 
 
 
ここでは 「心理学」が その人の「内面」を改善することによって 「いい人」となることで 問題を解決しようとしていることになる。 
 
 
 
一見 そっちのほうが 正しくて、より「ヒューマン」な方法にみえるけど でも これは「人格攻撃」や「人格否定」ではないか? 
 
 
 
「行動科学」では その人が「いい人か悪い人か」は 問題にしていない。 
 
 
着目しているのは 「方法」なんだよね。 
 
 
果たして どちらが より人間性を尊重しているだろうか? 
 
 
 
 
 
 
 
 
うん。  
 
 
 
 
 
 
ひとそれぞれかもしれないけど、少なくとも 僕は 
 
 
「お前でも 営業できるように 営業マンとはなんたるか?を教えてやる」 
 
 
っていわれるより、 
 
 
「お前でも 営業できるように うまくいく営業の方法を教えてやる」 
 
 
っていわれたほうがいい。 
 
 
 
 
僕は 「営業マンとはなんたるか?」とか言われることは とても嫌だよ。 
 
 
よい人間しか できない営業方法なんて たいして良い方法じゃないよね。 
 
僕みたいな ダメな人間でも うまくいく営業方法を教えてくれる人から 教わりたい。 
 
 
、、、、、、って おもうよね。 
 
 
 
 
 
ちょっと その辺を また次回お話しますね。  
 
 
 
 
では、また!
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 

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