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2014年3月23日 (日)

「教育」と「学習」のちがい(成人学習の4原則)

 僕は 「ビジネスコーチ」っていうよくわからない(笑)肩書きをつけているんだけど それには明快な理由があるんだよね。 

 
 
ときどき、「お仕事なにやってるんですか?」って聞かれたりするときに 僕は「コンサルタントです」とか「研修講師です」とか答えてる。 
 
 
 
仕事は何ですか? ってきかれて 「コーチです」とは答えません。 
 
 
 
なぜなら 世の中に「コーチ」という職業はないから、、、、、、とか話すると 長くなるので、、、  
 
 
 
 
 
「ビジネスコーチ」っていってるのは 「子育てコーチング」とか「生き方コーチング」とか そういうのは やりませんって意味です。 
 
 
 
僕は 「子育て」とか「生き方」とか コーチされるものではないとおもっているので、、、 
 
 
 
とか いっても だいたい年に数回は、学校とか保育園とかの先生対象に、講演とかやるけどね ( でも たいていは 父兄とのコミュニケーションについてだけどね )  
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 「教育」と「コーチング」の明確な違いとして 「生徒」を対象にしているのか? あるいは 「社会人」を対象にしているのか?という違いがあるよね。 
 
 
 
これは 対象が 若いかそうじゃないか ということにかかわらず 「生徒」なのか「成人(社会人)」なのかで 学習のやりかたが違うといわれている。 
 
 
 
 
比較的 あたらしいんだけど ノールズと言う学者さんが 
 
 
 
「子どもの「教育」と 成人の「学習」というものをわけるべきだ」  
 
 
 
的な理論がでてきて 子どもの教育と 成人学習とは明確にわけるべきだってかんがえかたが でてきたんだよね。 
(※ もう、めちゃくちゃ 「意訳」しています。研究者のかたスミマセン)  
 
 
 
 
その4原則っていうのを 簡単に紹介すると、 
 
 
1 自分たちが学ぶことについて、その計画と評価に直接かかわる必要がある
 
2 いままでの経験が、学習の基盤を提供している
 
3 自分の職業や生活に直接、重要とおもわれるテーマについて学ぶ
 
4 学習する内容そのものよりも、問題解決が学習になる 
 
 
っていうのが 「成人学習」の原則だよ。 
 
 
 
 
 
ここから わかるのは 例えば 職場で部下や後輩に、何かを学んでほしいときに 学校で教えてもらった先生のやりかたでは 基本的にはダメだってことだよ。 
 
 
 
つまり 「teaching 教えること」 から 「learning  学習すること」への違いをあらわしているよね。 
 
 
 
 
これは 大きな違いで この違いを意識して 職場でもOJTなんか やっていかないと 効果が薄いよね。  
 
 
 
 
 実際 ときどき大きな問題になることがあって 教えるほうが 「先生ー生徒」のやくわりを要求しているのに 教えられるほうが「教えてくれる人ー学習者」の関係を 要求して なんか 人間関係的にマズイ状態とかになったりする。 
 
 
 
だから これは 基本的に 職場なんかでは 「教えてくれる人(インストラクター、コーチ) - 学習者」 という関係性で 接しないと なかなかうまくいかない。 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 けっこう 単純に この「教育」と「成人学習」の違いを意識していないだけっていう問題なんかがあって そういうのは すぐに解決したほうがいいよね。 
 
 
 
 
 
 まぁ そういうわけで 僕は「子育て」とか「生き方」とかそういうのはコーチングしませんので 依頼しないようにお願いします。  
 
 
 
よろしくお願いします。 
 
 

 

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