感情のコントロール(その3)
最初に話しているうちは こんなに長くなるはずじゃなかったんだけど 3日連続シリーズになってしまった。
で、 今日は
「感情は行動の原因ではなくて結果」
「たくさんの行動や思考のレパートリーがあると、最終的に感情のコントロールにつながる」
という話しが 「ふむ、なるほど」とおもうひとと、「うーん、ピンとこないな」という 2種類の人にわかれるんだけど なぜ? 2種類の人にわかれるのか? というはなしをしてみるね。
まず 最初に 「暗黙理論」というのを話してみる。
これは わりと最近 一般に知られてきたものらしい。
どういうものか? というと
人間の「知能」や「性格」などの能力や頭のできなどは、努力などで、変えられるとおもっているのか? おもっていないのか?
「変えることができる」と 暗黙におもっている人は 可能性を信じているので 高い目標を掲げて 努力を続ける傾向にある
「変えることはできない」と暗黙におもっている人は 自分自身の限界があきらかになるのが怖いので、できるだけ安全な目標を設定して 努力や困難をさける傾向にある
と、いうもの
(※ って かなり乱暴な説明だけど だいたいこんなもんと理解してください)
これは 人が物事を選択するときなんかに すごく影響をあたえているっていわれている。
この「暗黙」、、、、、、っていうのが 重要で 本人も知らず知らずのうちに 刷りこまれていたりするので やっかいなんだよね。
だから
「いや 自分はいつも前向きですよ」
とか
「何かあっても なんとかなるっておもっています」
って言ってる人でも 「変えることができない」とおもっている人はたくさんいる。
だから コーチングをおこなうときでも この「前提条件」をみきわめることは とても重要で「変えることができない」 っておもっている限りは なかなかコーチングそのものもうまくいきにくかったりするよ。
で、 「感情のコントロール」っていうことを どういうふうにかんがえるのか? というと
「変わることができる」という人は
「感情」という太古からある人間の特徴のようなものは、コントロールするのはとても難しい。
が、何かほかのものを変化させることによって 現実的にうまくいけばそれでよいのではないか?
(それによって 自分自身努力してうまくいくのであれば それでいい)
「変わることができない」という人は
「感情」という太古からある人間の特徴のようなものを、コントロールする「魔法のような良い方法」があるかもしれない。
それを知りたいのだ。
(それによって 自分が努力することなく うまくいけば それがいい)
これは どちらも前向きな思考なんだよね。
でも 最終的に
「自分の努力や研鑽による成長」にもとめて それでいいとおもうのか?
「世の中の誰かに魔法のように結果をだしてもらう」ことを もとめるのか?
という違いになってくる。
感情のコントロールって つきつめれば 自分がいろんな行動のレパートリーを獲得するしかない っていう 努力しないといけないっていう結論がでている。
「変われる」とおもう人は
じゃ いろいろ準備したり練習したりする必要があるな、、、っておもう (努力して自分の能力をあげればいいから)
「変われない」とおもう人は
努力しないといけないのであれば 別の「魔法のような方法」をさがそう、、、っておもう (努力しても自分の能力は限界あるから)
だから なるほどって受け入れられる人と、なんか自分の求めているのと違うっておもう人に、わかれるんだよね。
こういう 自分自身も しらずしらずのうちに刷り込まれている「前提条件」とか 「暗黙」の考えっていうのは みえないだけに 支配がおおきい。
でも これは思考の練習みたいなものなので 何回か練習していけば そのうちうまくいくものだよ。
うん。
長くなったけど 伝わったかな? どうかな?
ちょっと 微妙なところ重要な話、だったけど 別の機会に、また話してみるね。
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