「能力」を伸ばすのは何が必要なんだろうね(必要な教育とは?)
最近、研修とか それ系のこと話しているので 今日もそれネタで。
一般的に 「研修」とか「教育」っていうのは
「未熟なひとが 一定のレベルに達するまで」
を サポートするものだと おもわれてるよね。
もちろん 大部分がそうなんだけど、、、、、、
じゃ、一定のレベルに達したあとは 「研修」や「教育」をつうじた 学習は必要ないのか?、、、、、、っていうと そんなことはないよね。
ただ そうなった場合 何が「研修」の目的になるか? というと ほとんどが
管理者教育( この言い方大嫌いだが )= 次の世代を育てるためのスキル習得
ってことになるんだよね。
でもね。
毎年、毎年 たくさんの新人が入ってくる 大組織ならまだしも ときどき新人がはいってくるぐらいの 大部分の中小企業なら はたして そんなに 「次の世代を育てるスキル」が必要だろうか?
ほんとうは いちばんニーズが高いのは
「いまのチームの力をより向上させ、成果をあげる能力」
が もとめられているとおもうな。
つまり 企業ニーズが高い「研修」とは
まず 第一に
「未熟な人が一定レベルに達するためのスキル研修」
その次は
「リーダーや マネージャーが チームの力をよりひきだすためのスキル研修」
と、なるよね。
でも、実際 リーダーとかマネージャーとかの「リーダーシップ研修」とか「チームビルディング研修」なんかをやるだけで チームの力はひきだせない。
チーム力をひきだすには 重要な要素がある。
それは あたりまえのようだけど
「一人前になってる(と思われる)人を より熟達させるための研修(教育)」
なんだよね。
これは なかなか おこなわれないんだけど ココが! いちばん チーム力や組織力が伸びる 大きなポイントなんだよ。
僕は マニュアルや仕事を定型化することとか そういうことを強力に推しすすめるコーチングをする人なんだよ。
それは ヒューマンエラーを極限までなくしたいっていう思想でもあるけど なにより 極限まで マニュアル化をすすめても 最後の最後で、
「ここからは 個人の力量にたよらないといけない」
という部分が残る、、、、、、残すためでもある。
この 極限まですすめても 残る部分っていうのが 本当に「熟達」しないといけない部分なんだよ。
でも たいていの場合 そのはるか手前で
これ以上は、個人個人の判断で、、、
だいたいわかっているから 個人にまかせている
ひとつひとつ規定していては ルールが複雑になる
、、、とかの「理由」で、あいまいな部分が残ってしまっている。
実は これが 個人の力量が伸びることを、さまたげている大きな理由なんだよ。
つまり
「もっとも効果的で効率のよい方法は何か?」
ということを 組織としてかんがえることを放棄しているんだよね。
だから 個人がそこにむかわない。
悪くはないけど さしてよくもないやりかたを いつまでも続けてしまう。
そうすることを 助長してしまうんだよね。
さて ではマニュアル化とか定型化とかを すすめれば 個人の力量が伸びるのか? というとそういうわけではないよ。
具体的にどうするのか?
、、、 っていうのは 長くなったので また明日話すね。
では!
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