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2014年1月 8日 (水)

多くの殺人犯の共通点

多くの殺人犯を調べてきた狂気の作家・平山夢明さんが彼らの共通点として挙げたのは「がさつ」でした。身の回りがだらしなくて、世の中を見る目の解像度が低い。そういう生活を続けてると、だんだん「これをしたらどうなるか」とかを考えなくなると。(twitterからの引用)

 

 

定期的に twitterやtumblrなんかで 流れてくる文章なんだけど、説得力あるというか 感覚的に 正しい気がするな。
 
 
 
 
コーチングをやっていて いわゆるローパフォーマーの人のコーチングを依頼されることがある。
 
 
 
 
要するに 会社のなかのしかるべき人から 「こいつが仕事できないんで、仕事できるようにコーチングしてください」的な依頼。
 
 
 
もちろん 引き受けるのだが( ってか、引き受けるのが仕事なんだけど )本人の現状を 最初はよく観察するんだけど そうすると 共通点がでてくる。
 
 
 
仕事だけが 問題じゃなくて 同世代の人や同じくらいのキャリアの人とくらべて 例えば 身の回りが整理整頓されていなかったり、身だしなみに無頓着だったり、とか 「がさつ」というか 「ルーズ」な部分がおおいことに気づく。
 
 
 
 
それで そういうことを指摘すると、
 
 
「そうなんですよね。そういうよくないところ自分にあるんですよ。」
 
「それは、どうにかしないといけないと 私も考えているんですよ。」
 
などと 「わかっている」というようなことをいうんだけど 改善されたためしはない。
 
 
 
 
 
キーになるのは 「自分との約束を守ろうとすること」ということだとおもう。
 
 
自分との約束を100%守れる人とかいない。
 
しかし 自分との約束を守ることが価値のあることだ と理解していないと どんなテクニックやツールをつかっても ローパフォーマーがよくなることはない。
 
 
 
これが けっこう難しくて 言葉で相手がいくら 正しいことをいっていても 行動がともなわないことがとても多い。
 
 
まず 最初に そもそも 「自分との約束を守ることが価値があることだ」というのを理解させる前に 教える側が「もういいや」ってあきらめちゃうんだよね。
 
 
 
かくして 相手は今までどおり 「わかってはいるんですよね」と もっともらしいことを 口にして 行動はあいかわらず という状態がつづく。
 
 
 
 
 
こういうのは きっちりプログラムを組んで 対応しないと 教える側が根負けしてしまうので 対応方法はシステマチックにやる必要があるよ。
 
 
 
ときどき 「殺人犯には こういう共通点があるんだよ」とか 冒頭の話なんかを 話したりすることもあったりするんだけど もちろん返ってくる答えは、
 
 
「わかってはいるんですけどね」
 
 
って 話になるね。
 
 
 
 
いや もちろん 殺人犯になるってことじゃないですよ。
 
 
 
「ルーズさ」は、ときに大きな問題の原因かもしれないってことです。
 

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