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2013年5月

2013年5月23日 (木)

未来がさかのぼって過去をかえていく

ふと、気づくと 1ヶ月以上ブログを更新していませんでした。

だから (というわけでもないんだけど) 最近気になったことをかいてみます。

 

 

まずは 以下の引用

↓ ↓ ↓

たとえば、次のような実験がある。

男性の被験者に2枚の若い女性の写真を見せて、気に入った方を選んでもらう。その後、写真はいったん裏返されて被験者の目の前に差し出され、もういちど写真をよく見て、その女性を気に入った理由を述べるよういわれる。

この手順を被験者に対して20回ほど繰り返すのだが、ちょっとしたトリックを使って、5回に1回の割合で裏返された写真を別のものとすり替える。

すると驚いたことに、3分の2の被験者は、数秒前に自分で選んだにもかかわらず、ちがう女性を見せられたことに気がつかない。そのうえ、実際には黒髪の女性を選んでいたにもかかわらず、「ブロンドが好きだから」などと説明し始めるのだ。

こうした錯覚の実験から、ひとには一貫した好みがあるのではなく、「選択した」という行為がまずあって、その行為を正当化するように好みがつくられていくことがわかる。恋愛というのは、無意識に相手に魅かれた後で、「好き」な理由を次々と思いつくことなのだ。

第27回 詐欺師が弄ぶ「こころのクセ」 (橘玲の世界は損得勘定)

(引用終わり 太字は当方)

 

 

 

最近 よくおこることは 

「これはよかったのだろうか? よくなかったのだろうか?」

という 相談で 僕はコーチングの人であるから そういう相談というか、話に いきなり結論らしいことは話さない。

 

でも、たいていは 話しが 堂々めぐりしていって なんだか僕の方も 「価値が有るのかな?この話し」っておもうことも、よくある。

 

もちろん それでも話しを続けることもあれば 続けないこともあるんだけど 個人的には 

「よかったのか? よくなかったのか?」

をかんがえることは あまり意味がないのではなかろうか? ということなんだよね。

 

 

重要なのは いかに はやく決断して、その決断が正しいものなるようにするのか? ということなんだとおもう。

 

つまり さかのぼって その決断を正しいものに「する」ということが 重要で 正しいのか 正しくないかは 今の時点では いくら考えてもわからないのではないかな。

 

 

Img_0016_r

 

 

上の引用のなかでは まず決断があって そのあと後付けで もっともらしい理由がでてくるってことなんだけど その決断をさせている 「無意識」は再帰的だよね。

 

つまり 「無意識」が 決断の原因になっているわけだけど その「無意識」は過去の自分の決断が正しかったから、今回も自分の無意識な決断が正しいとおもうわけだよね?

 

だから 「無意識」というのは どんどん自分の傾向が色濃く反映されていくわけだよね。だから 再帰的なもので そうかんがえると 「絶対的に何が正しい決断の材料なのか?」というのは ぜんぜんわからないよね。

 

 

つまり 決断が正しいのか正しくないのかは ぜんぜんわからない。 だから 決断そのものを正しいものにするために 今から 決断したことを うまくいかせるようにしないといけない。

 

 

 

 

「他人と過去はかえられない。でも自分と未来はかえられる」

 

という 僕の大嫌いなフレーズがあるんだけど これでいえば 過去も未来のできごとによって 再定義されるので 過去もかわっていくことだっていえるよね。

 

ちなみに なぜ僕はこのフレーズ大嫌いかというと 自分なんか自分でかえられるわけないとおもっているから。

 

まぁ これはまた別の話ですね。

 

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