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2012年12月

2012年12月25日 (火)

超ド級のおもしろさ! 横山秀夫「64(ロクヨン)」

今年のミステリで とにかく読んでおくべき2冊(というか、2作品)は、宮部みゆきの ソロモンの偽証 とこの横山秀夫の 「64(ロクヨン)」でしょう。

宮部みゆきの「ソロモンの偽証」は なんといっても 1冊700ページ以上が3冊!だからね、、、 ちょっと時間があるときでないと、、、それで こっちを読んでみたんだけどね。

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 「64(ロクヨン)」 横山秀夫 



ちょっと あらすじを紹介してみる

(文藝春秋社の「担当編集から」の引用)

↓ ↓

D県警の広報が記者クラブと加害者の匿名問題で対立する中、警察庁長官による、時効の迫った重要未解決事件「64(ロクヨン)」視察が1週間後に決定し た。
たった7日間しかない昭和64年に起きたD県警史上最悪の「翔子ちゃん誘拐殺人事件」。
長官慰問を拒む遺族。
当時の捜査員など64関係者に敷かれたかん口令。
刑事部と警務部の鉄のカーテン。
謎のメモ。
長官視察の日に一体何が起きるのか? 
D県警に訪れた史上最大の試練! 
組織対個人を緻密に描く横山節 は健在。
怒涛の、衝撃の、驚愕の長編ミステリーをお楽しみに!
(引用終わり)




とにかく、読みはじめて 物語のなかに入り込んだら 読むのをやめることができない。


前半は、主人公「三上」の葛藤や、人間関係を中心に話がすすむんだけど だらだらした印象はぜんぜんない。

むしろ 少しずつ ひきこまれていく感じ。


そして 中盤での 盛り上がりから 終盤の活劇まで いっきにすすんでいくので 読後感は ここちよい興奮のあとの 脱力につつまれるかんじがする。






僕は 横山秀夫氏の本は、半落ち は読んだんだけど 正直いまひとつの読後感だったんだよね。

たぶん それは 登場人物に共感できなくて、感情移入できなかったんだとおもう。



でも この「64(ロクヨン)」の三上には わりと素直に 共感できて 入り込めたのは もしかしたら 僕自身がにたような経験があったからかもしれないな。





女性の登場人物もでてくるんだけど 正直ちょっとありきたりな描写で リアリティは薄い感じがする。


だから この本は 男性はすごく共感しやすいとおもうな。




別のところで 作者がいってたエピソードでは ご本人の脳機能が低下して 主人公の名前もおもいだせないような 状況にもいたった とかいってた。



それが 大げさでないくらい 執筆が丁寧にすすめられていて そのぶん「濃密にすぎる」っておもう人もいるかもしれないけど 僕は 気持ちが入ってよむことができた。





書店で買えば ¥1995 約650ページという 大部だけど その価値は十分にあるはず。


いろんな今年の賞の1位をとっているみたいだけど それにふさわしい メガトン級の面白さだとおもう。

2012年12月17日 (月)

映画 「桐島、部活やめるってよ」が、とても沁みる

「しかし、ハツミさんという女性の中には何かしら人の心を強く揺さぶるものがあった。そしてそれは決して彼女が強い力を出して相手を揺さぶるというのではない。彼女の発する力はささやかなものなのだが、それが相手の心の共振を呼ぶのだ。」
(ノルウェイの森 村上春樹)

この、「桐島、部活やめるってよ」って映画をみたとき、僕はノルウェイの森のこのフレーズをすぐにおもいだしたんだよね。

この映画が、「どんな映画?」ってきかれたとき このノルウェイの森のフレーズのような映画だなって、説明したくなる、そんな映画なんだよね。

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以下に ちょっと あらすじ

↓ ↓ ↓

田舎町の県立高校で映画部に所属する前田涼也は、クラスの中では静かで目立たない、最下層に位置する存在。監督作品がコンクールで表彰されても、クラスメ イトには相手にしてもらえなかった。そんなある日、バレー部のキャプテンを務める桐島が突然部活を辞めたことをきっかけに、各部やクラスの人間関係に徐々 に歪みが広がりはじめ、それまで存在していた校内のヒエラルキーが崩壊していく。


そうね、こういう展開なんだけど この映画のおもしろさを これではぜんぜん伝えてないよね。


題名にもある 「桐島」が部活やめるって話から どんどん展開していくんだけど 桐島がいなくなることで みんなの関係がおかしくなっていくんだよね。


でも おかしくなっていき方が すごく身につまされるというか 自分とかさねられてしまう というか 登場人物がすべて 「自分自身」におもえてくるんだよね。



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そして 「桐島」がいないこと、いなくなっていくことに 翻弄され、振り回されていくんだけど その 壊れ方がほんとうに、自分自身をみているようで とても切なくなるよ。


みんなが 「桐島」にすくわれたいって おもうんだけど 「桐島」はなかなか姿をあらわさない。

そして、最後に、、、、、、って話なんだよね。








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ちなみに この主人公の手にしているカメラは 8ミリカメラで 実は僕は大学時代に この手のカメラで映画を撮っていたという 黒歴史があるよ(笑)


たいして映画とってなかったけど なんかイロイロ一生懸命やってた気がするな。

今となっては 何を一生懸命やってたのか、あんまり思い出せないけど。



「桐島」はキリストのもじりだ、とか 古い舞台の「ゴドーを待ちながら」のオマージュだったりとか うわさはあるけど 僕は「田村はまだか 」を おもいだしたんだよね。

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    田村はまだか

なかなかこない 田村をまつ人たちの話なんだけど ラストはぼくは 「桐島~」のラストのほうが好き。







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「桐島~」は 沖縄でも まだ やってるみたいなので 今のうちに見たほうがいい映画だよね。

ちょっとだけ やっぱり泣けたよ。

2012年12月 7日 (金)

12/8(土) ラジオオンエアー! 「会うたびに出世している人の条件とは?」

またまた やってきました! 恒例の 第2土曜日 僕のラジオオンエアーの日ですよ。





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毎月第2土曜日 21:30~22:30 

ROK ラジオ沖縄 (AM 864)  GOINにMYWAY


さて 今回のテーマは 「会うたびに 出世している人の条件」です。



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僕のコーチングのクライアントさんや 知り合いの方なんかで 久しぶりに会うたびに 名刺の肩書きがかわる方がいらっしゃるんだよね。

それも どんどん出世していくんですよ。

そういう方って なんか あっただけでなんとなくわかるんだよね。

それで そういう方々と話をしていて どんどん出世する人の共通点にきづいたんだよね。

それを ラジオで お話しています。

あと 今度逆に どんどん失敗していく人の共通点も話してますよ。

両方とも けっこう 盛り上がって話したので 聞いてくださいね。



さて 前回の放送で流した 僕のリクエスト曲は、flumpoolの「星に願いを」でした。



この曲は 僕も大好きな曲です。


 

2012年12月 4日 (火)

どしゃぶり! 2012年 NAHAマラソン

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凄い雨のなか NAHAマラソンを走ってきましたよ。

ゴールのグラウンドも ビチャビチャ~
シューズも ものすごく汚れました。


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前日のエントリーから 雨模様で かなりの悪コンディションは予想できたんだけど 中止になるわけでもないし 走るしかないね。

当日 カッパが近隣のコンビニになくて あせったけど無事ゲット!
なければ 大変な目にあうとこだったよ。

スタートは 僕は Gエリアから。

A~Jエリアまであるので かなり後方だったよ。
スタートには 15分くらいかかったかな?

とにかく スタートまで 雨に濡れながら 50分まって さらにそこから 走り出すまでに15分 だから かなり長いあいだ雨に濡れっぱなし。

路面も悪いし ゆっくり42キロLSDのつもりで走る。

5キロ~10キロくらいまで トイレにいきたいんだけど どこも大混雑。
でも いかないわけにはいかないし 並んで すませる。
結局 3回は並んで いきましたよ。
寒かったしね。

変更になったコースは とてもよかったな。

登りもゆるやかになったし なにより 道幅がひろいので 走りやすい!
ただ 八重瀬付近で また 片側1車線になるので また大混雑。

15キロすぎくらいで 走っている人と交錯して 転倒! 
大したことなかったんだけど ちょっと足首をひねったかな?
しばらく 痛かったけど 走りにはあんまり問題なかったとおもう。
恥ずかしかったけど。

中間地点をすぎて ひめゆりの塔で おまちかねの 「沖縄そば」をいただく。
あたたくて ホッとするなぁ。
サーターアンダーギーも 美味しい。

30キロすぎてからは 残り時間みながら ゆっくり走る。
もう ここまでくれば 記録とか関係ないから制限時間を逆算して 歩かないように 怪我しないように ソロリソロリ。

最後の関門も 予定通り とおって 競技場はとても走れる状態じゃなくて 徒歩。

タイム 6時間05分31秒 ワースト更新!(笑)
でも ぜんぜん問題ない。

終わったあと みんなで テントのなかで ゆんたく(おしゃべり)したのが とても楽しかったな。

無事に完走できたことに感謝。

記録は、おきなわマラソンまで おあずけで 頑張りマス。(たいして頑張らないかも?)

写真がすくないのは あまりのどしゃぶりで iPhoneをとりだせなかったからです。

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