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2012年10月

2012年10月13日 (土)

10/13(土) ラジオオンエアー! 「こんな上司のもとで働きたくない!」

告知が 当日になってしまったけど 今日の 21:30から ラジオ沖縄で ONAIRですよ。


今回のお題は 「こんな上司のもとで働きたくない!」 です。



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毎月第2土曜日 21:30~22:30 

ROK ラジオ沖縄 (AM 864)  GOINにMYWAY




僕自身、コーチング研修とかやっていて とくに 感じてるのは いわゆる中間管理職、マネージャー層の劣化というか 役に立たなさっぷりというか お荷物ぶりっていうのは 本当に目にあまる感じがするな。

要するに 「管理」という名のもとに ある種の「コントロールテクニック」のみだけで 会社を生き延びてきた人達 (社会じゃないよ、会社だよ) が 「マネージメント」を要求されて まったく役に立たないのは 当然といえば当然だよね。

 

自覚があれば まだいいんだけど そうじゃない勘違いの上司って本当におおくて その人たちの末路は 僕が知っているだけでも 本当に悲惨。
 

ただ、本当に気の毒なのは そんな上司の下で はたらく部下なんだよね。
 

そういう場合 どうしたらいいのか??、、、、、、なんてことを 話していますよ。



 

前回の放送での 僕がかけた曲は 馬場俊英 の 「ボーイズ・オン・ザ・ラン」でした。







この曲は コブクロなんかともコラボしてるけど アルバムバージョンが一番すきだな。

元気がでるよね。


 

2012年10月 1日 (月)

チャンスとは何か? 「天才!OUTLIERS マルコム・グラッドウェル」

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  天才!  成功する人々の法則


「天才」というタイトルから 天才についての本のようにおもうんだけど そうじゃなくて

「才能ある人が成功するには?」

について かいた本だね。




 

もともと もって生まれた才能ある人が、みなその才能を活かして 大成功するわけではない。

では、その才能を活かすには どうしたらよいのか? ということを探っていくんだけど、僕は その結果に衝撃をかんじたんだよね。


この本は 「話題の1万時間の法則」についての本っていわれる。

つまり 才能ある人 × 1万時間の努力 = 成功 みたいなもの。

これは まぁ わからんでもないよね。
才能だけでは 成功できんし 才能ないやつが努力しても イマイチだろうとか。

 


まぁ でも僕が衝撃をうけたのは ちょっとちがう部分なんだよね。



それはこの本の 

第3章「天才の問題点 その1」 
第4章「天才の問題点 その2」

それぞれの章の クリストファーランガン という人のエピソードには 本当に 胸が張り裂けそうになったんだよね。




ネタバレだけど 少し 書いてみる。



この人は IQ195 の正真正銘の天才的頭脳。

もちろん 本書にかいてある そのエピソードも天才にふさわしいエピソードばかり。

でも 現在 この人は クイズ番組でその才能をしらしめたんだけど 現在はミズーリ州の農村で馬の飼育をしている。



なぜか?



それは 本書で2つのエピソードが書いてある。

1つは 貧しい実家の母親が奨学金の書類提出が不備で 奨学金がもらえなかったこと。


もう1つは 別の大学にいったのだが お金がなかったため 働いて学校にいっていた。 そのため 授業を午前中から 午後に変更して欲しいと頼んだ。しかし それが却下されたため 大学を中退した。



この2つの理由で 大学にいけなくなり 知的な仕事の門を閉ざされた と書いてある。




しかし この2つの理由は 僕自身は

「アメリカの大学ってそんなに 冷酷なのか?」

って 思ったんだよね。



実際 この本にも

「なぜ あっさりと奨学金が消えたり、ほかの学生だったら 日常的に許可されていた 授業時間の変更が 彼には許されなかったのか?」

と 書いてあるんだけど それが 次第に あきらかになっていく。





それは 一言で言うなら 

「 貧しい家であったため 誰かと交渉するスキルを親から学ぶことができなかった 」 

ということなんだよね。




よく 

「 勉強だけできてもダメ。社会性がないと 世の中で通用しない 」

とかいわれるよね?

でもね、これって どちらかというと

「 親がかりで なんもかんも 小さい頃やってたらだめで 自分のことは自分でできるように やってないと 社会に出て苦労する」

みたいな ニュアンスだよね?



でも ここでは そうじゃないケースを 実に鮮やかに書いているんだよね。


ちょっと抜き書きしてみる。

(以下 本文より)

 ラローは中産階級の親業のスタイルを  ”共同育成”  と名づける。
中産階級の親は積極的に  ”子どもの才能や考えや技能を育み、評価”  しようとする。
一方、貧困家庭の親は  ”自然な成長による結果”  を待つ戦略傾向にある。
貧困家庭の親は子どもの面倒を見る責任は認めるが、子供に自由に成長させ、子ども自身の発達に任せる。



 ラローは、どちらかが勝っているわけではないと強調する。
ラローの意見では、貧しい家庭の子供はしばしば行儀がよく、泣き言をいわず、時間の使い方に工夫があり、独立心が旺盛だ。

 だが実際問題、共同育成には大きな優位点がある。
予定の詰まった中産階級の子どもたちは、多様な体験の機会を次々に与えられる。
組織の中でチームワークと対処法を学ぶ。
大人と気持ちよく会話する方法や、必要に応じて自分の考えを相手に伝える方法を覚える。

( 引用 以上 )

(※ラロー 本文中にでてくる社会学者の名前)






つまり 「自分のことは自分でやりなさい」という教育は ある意味間違いで

「自分でできないことは 誰と交渉したらうまくいくのか?」
「自分の要求をとおすためには どうしたらよいのか?」


ということを 「家庭」で 教えないといけない ということなんだよね。



このエピソードの クリストファーランガンという人は これを貧しい家庭であったがゆえに 親から 教えてもらう チャンスがなくて あっさり奨学金をきられて 大学を中退するはめになる。

本人が 悪いわけではなくて 「環境」が IQ195の その天才の人生を奪ってしまった という 痛々しい エピソードなんだよね。








思いかえしてみると 僕は どっちかというと 「自分のことは自分でやりなさい」といわれてきた子ども時代ではあったようにおもう。

でも それは 僕の親が 間違った教育をしたのではなくて 僕が 比較的に「甘やかされて」育てられすぎて 「ええかげんにせい!」という意味でいわれてたんだとおもう。

つまり 「甘えてないで 自分のことは自分でやらんかい!」 って意味だ。

だから 僕自身は 自分の子どもに 「自分のことは自分でやるようにしなさい」と いってきたのだが 果たして ちゃんと 僕は子どもを「 甘やかして 」きただろうか?

もし 甘やかしていなくて ただ厳しく接していれば それは 間違った教育の可能性があるということだよね。

Amazonでの書評では 勝間和代氏への 誤訳やミスリードへの批判などが 多いけど それがどうなのか よくわからない。

しかし 勝間氏の解説での 「 長時間にわたってトレーニングを積める機会 」こそが、「 並外れたチャンス 」 というのは 納得。

 

子育てや、社員教育や、もちろんコーチングについてのヒントも満載。
リアリティのある話が 深くかんがえさせられる 読むべき1冊だとおもう。


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   天才!  成功する人々の法則








 

 





 

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