めざせ! 「会社人間」 えっ?
ふつうは 「会社人間」 という 言い方は あんまりいい意味でつかわれないんだけど あらためて かんがえてみると 「会社人間」になること というのは とてもいいこと なんだとおもうな。
たとえば 会社には その会社の社訓とか ビジョンとかがあったりするんだけど それに忠実であろうとするのなら 非常にすばらしい仕事ができるんじゃないかとおもう。
ところが 実体は なかなか社訓どおり、ビジョンの実現に邁進する ということはむつかしい。
なぜなら 現実的には いわゆる「会社の事情」とかで 社訓とか、ビジョンとかに 反するようなことを やらざるを得ないからだとおもう。
だから 「会社人間」ではだめで 倫理観をもって仕事しましょって 話なんだけど、、、、、、、、、、、、、、、
これ 間違いですよね?
「会社人間」は 会社の事情を優先しているのではなくて 意識的にしろ 無意識的にしろ 会社よりも 上司を優先している。
つまり 「会社人間」ではなくて 「上司人間」なわけなんだよね。
だから 会社の本質的な利益をそこなうような ことでも 上司のいうことを優先することで 「会社のため」とかいうんだけど それは 本来会社のためにならない。
コーチングなんかの話のなかで クライアントさんと話をしているときに 混乱しているときとか 迷っているときとかは こういうケースが多いな。
つまり、「仕事をとるか? 上司をとるか?」 みたいなケース。
これは どっちでも その人が何をとるか? なので どっちが正しいとかはないとおもうし 何より ケースバイケースだとおもう。
でも 上司のいうことをきくのが うまいことが 仕事ができることではないよね。
ただし 上司のいうことを きくのが上手い人は 出世しやすくなるのは 本当。
だから 本来は
「会社人間(仕事ができる人間)」
をめざさないといけないのが
「上司人間(上司のオーダーをうまくこなすことができる人間)」
を目指すようになってしまうんだとおもうな。
だけど よく 大きな会社とか 有名企業なんかで けっこうなポジションの人が 別の会社や業界でつかいものにならなかったり、起業して こてんぱんだったりするのは
「上司のオーダーに答えること = 仕事ができること」
と勘違いするから という場合が大半なんだよね。
もちろん、キャリアが浅い場合とかは しっかり上司や先輩のいうことを聞くことが 仕事のちからをつけることになる場合もある。
また、大きな視点からみた場合 会社や組織の利益になるけど ミクロな視点からみると それに反するような気がするケースとかもあるので 上司のいうことを 聞いてはいけない というわけでもない。
だから ポンポンと出世した人とか ドカンと結果を出した人とかを あんまり参考にしてはイカンよ。
そういう人は 大抵「上司人間」で それを自分の実力だと勘違いしてしまうケースがあるからね。
本当に 参考にすべきは 「継続的にがんばっている人」で そのやりかたを しっかり自分のものにしていくことが 最終的に 「会社人間(仕事ができる人間)」 になるんだと おもう。
「補足」 ちなみに 頑張ること というのは ただ一生懸命やることでは ないよ。
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