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2012年3月 8日 (木)

震えがくる映画  園子温監督 「ヒミズ」

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僕が映画を すきなのは ストレートなメッセージじゃないけど なにかが迫ってくるようなそんな感じが 映画にはあるところかなぁ。

たとえば 嬉しいときは 「嬉しい」というセリフを俳優がいうんじゃなくて 嬉しい表情をするとか 話の展開のなかで 嬉しさが見ている人に伝わるとか そういうところが 響いてくるんだとおもう。

 

この映画の伝えたいメッセージは ムチャクチャシンプルで 「がんばれ!」なんだよね。

ただ 「がんばれ」っていうメッセージって すごく大変な状況だけど 希望をすてずに がんばろう イェイイェイ~ みたいになりがちだよね?

 
 
 

「ヒミズ」のなかでは 3.11 の光景が かなりでてくる。

だから メッセージが「がんばれ」だとすると 震災に負けずにがんばれ~ なのか? というと 全然ちがうんだよね。 

 

 

まず なにより 主人公たちが おかれる状況の 過酷さが 震災の本当に絶句する光景にまけていない。

 

震災の光景を映画にする というのは なんだか かなりお涙頂戴というか ヒューマニズムあふれる物語におもえるんだけど 園子温監督 独特の 超残酷な 主人公のおかれた現実に オーバーラップしてくる。

 

そして 震災後にどんなおもいで われわれは生きていけばよいのか という気持ちが わきあがってくる。



「がんばれ!」という言葉が この映画で 連呼されるシーンがあるんだけど 本当に 「がんばれ」としか いいようがないときに 魂から しぼりだされるような 苦しい 「がんばれ」って いうのがこういうものなのかと 本当に感動する。

 

 

 

俳優の 染谷将太と二階堂ふみは 秀逸。

 

中学生の役どころなんだけど 演技は ほんとうに すばらしい。

 
ふたりとも みずみずしい感じも もちろんのこと 俳優として キッチリ演技しようという誠実さが スクリーンからあふれてくる。

 

 

園子温監督は 「映画が役者をそだてるっていうのをかんがえないといけないとおもう」って いうインタビューを読んだことあるけど そのとおり ちゃんと役者を 世の中にだしてきているとおもう。

 

もちろん 「園子温 組」の俳優陣も わきにそれぞれいて 例によって でんでん とか 神楽坂恵とかも すごくいい。

 

 



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原作の漫画とは ずいぶん脚本がちがう らしいけど 原作は未読。
でも 物語はこれで いいかんじがする。

 

こまかい設定とか あとで かんがえたらいろいろ綻びもあるのかもしれないけど ラストにむかって すすんでいくなかで それほど気にはならないとおもう。



3.11のあと こんな映画がでてくるなんて 本当に日本って凄いとおもう。

 



 

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ラストシーンは かならず泣けるはず。

涙がでるのではなくて 「泣く」ということが こういうことなのか と震えがくる映画だとおもう。



 

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