メッセージの「最適化」について、ちょっとかく
今日は 最近 気になっていることを書いてみる。
コーチングについては なかなか守秘義務あって かけないんだけど すこしその中で気づいたこと。
ふつうに考えて 僕は40代だから おっさんで それは一目見てわかるので 見ためと中身とのあいだにギャップがないとおもっている。
頭髪は 禿げてはいないが 昔から白髪がおおく 白髪染めは いつも行く美容院の美容師さんから
「いや~やめたほうがいいですよ~」
とか なぜかいつもいわれて やらない。
体重はイマイチコントロールできていないが ちょっとダイエット中で 運動もまぁまぁ やっているほうだとおもうので 多少の改善を期待している。
しかし なんせ 昔と比べて代謝が落ちている。厳しい状況である。
仕事では 夏場は沖縄のユニフォーム かりゆしウェアで 冬は スーツにネクタイをしている。
禿げてはいないが、白髪少しおおいね + あと少し体重おとしたほうがいいね + ビジネスウェア
が ようするに 僕の記号で つまり わかりやすい 沖縄のビジネスマン的なオッサン というのが 僕がまわりのひとに与えている印象なわけだ。
これは わりと汎用性(笑)が高い 身なりで これで銀行員もいけるし スーパーの店長もいけるし 車のディーラーの営業マンでも いけるし どんな職業についてもわりと大丈夫。
いままで 「職業なんだとおもいます?」って あてられたことないけど(当たるわけないが)、銀行員 とか IT関係とか わりと 固めの職業にみられることがおおいね。
しかし マズイのは これで おしゃれな洋服屋さんの店員さんとか バーテンダーとか をやるわけにはいかないよね。おしゃれじゃないから。
逆に 制服系の仕事とかも 似合わないとかおもう。
おしゃれ系の仕事に 僕のような見た目、格好で僕が仕事をしていたとする。
そうすると そのバーとか 洋服やさんとかは あんまり流行らないだろうな とおもう。
僕が シェイカーを目の覚めるような手さばきで振れても 最先端のファッションの流行を熟知していても おそらく店は流行らないな。
それは 僕が無意識に発している 見た目のメッセージみたいなものが 「オシャレじゃないおっさん」なので そんな人が いくら高いその道のわざをもっていても 見た目があわないので 流行らないんだとおもう。
つまり 僕は 中年のオッサン+ビジネスウェア という組み合わせによって ある種のカテゴリーに属する人なんですよ と言っているわけで それは たとえば「おしゃれ系」とか 切り捨てているものもあるんだよね。
僕は ビジネスの世界で仕事をしているので この見た目で まわりに溶けこむことができる。
そう 「最適化」をはかっているわけだ。
僕は この「最適化」っていうのが 実はとっても重要なんじゃないか? っておもっている。
たとえば、
禿げ + 腹の出た中年のオッサン + 高級そうなスーツ
という記号の組み合わせは なんとなく 成功者をおもわせ 信頼感を与える気がするよね。
もし そのような人が 何がしかの話を いかにもな含蓄をもって話をした場合 それなりの説得力をもつんじゃないかな?
一般的に 禿げ、腹の出た中年 という記号はマイナスイメージであるにもかかわらず それが 組み合わされることによって +のイメージに転嫁し しかも 高級そうなスーツというアイテムをくわえることで ほぼ間違いなく 成功者イメージが強化される。
孫正義氏なんかが 他の なんだか軽そうなIT企業の経営者と一線を画す気がするのは 外見による部分もおおきいとおもう。
しかし
禿げ + 痩せた中年のオッサン + やっすーい服
だと どうだろうか?
これでは たんなる 禿げの中年のオッサンである。
そして 先ほどのオッサンと同じ話をしたところで 説得力は雲泥の差であるはずだろう。
つまり その同じ話をきくか? きかないか? は その話の内容をきくのに ふさわしい見た目の人からきけば 説得力は増すわけだ。
そして これは 大事なことなんだけど 会社やチームが 発信するメッセージにも同じことがいえる。
うまくいく会社や チームは うまくいくべくして うまくいくし そうでないところは かならず チグハグなメッセージを まわりに発信しているんだよ。
コーチとして 企業やチームにかかわるとき 僕はこの部分をいつも 一番大切にしながら コーチングしているつもり。
つまり その企業が お客さんやベンダー、従業員などに 発信しているメッセージは統一されているのか? というところなんだよね。
これは すごく大事なことで そのままにしておくと 人でもチームでも そもそもが「多面的」な存在だから 人為的に 統一しないと ちぐはぐになるのは自然だからなんだよね。
不自然なチグハグ感が問題なのは それは中年のオッサンだろうが 企業だろうが スポーツのチームであろうが おなじことで それは まわりの人に混乱したメッセージをおくることになる。
見た目や ふるまい そして 自分(チーム)がもとめてる結果。
それら、発しているメッセージを「最適化」されているのか? という問いかけは いつも 次に何をやったらいいのかを おしえてくれるんだと おもう。
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