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2011年6月

2011年6月29日 (水)

最近、怖くなって考えかたを、かえたっていう僕の話

最近 すごくイライラして ムカついたり 頭にくることが続いてた。

どういうことに ムカツイていたのか というと 誰かが 「自分を正当化していること」に 僕が腹を立てている というのに気づいた。


僕やまわりの人は

「あなたが やるべきことを やれていないので うまくいっていない」

という認識で 一致しているにもかかわらず 本人が それに気づいていないのだ。

つまり その人の 能力不足、努力不足、リソース不足(お金や時間や いろいろ) が うまくいかない原因なのに 本人だけが それに気づいていなくて 誰かほかの人や 状況、環境が 原因だと おもいこんでいて 全然 きづいていないために いっこうに改善しないという場合だ。

これは まず 「あなたが原因ですよ」って 認識してもらうとこからはじめないと いけないので 大変である。

しかも その認識がないので それ自体に イライラしてしまう。




だけど これは ある意味しかたがないことで 何もかもが 自分の責任で 自分が原因で うまくいっていない とか おもったら 人は生きていけない。

ひとそれぞれに 物事のとらえ方があるし それは その人が サバイバルしていくために 必要な 思考回路だよね。

だから その人自身が 悪いわけではないんだよね。

それは ごくノーマルな反応で それにイライラすることはあっても イライラを解消することを目的にしてはイカン。

 


ただし  現実に 「うまくいっていない」という 現象があるのであれば 具体的に改善しないといけない。

まぁ このへんは コーチングの領域でもあるんだけど だからといって 僕のまわりで すべてがうまくいくわけじゃないよ。

 


たとえば 自分の仕事がうまくいっていない とかだったら 

「大変な 時代だし 不況なので なかなかうまくいかないね」

って いうのは 自分は正しいけど 時代とか不況が原因だ!って考え方だよね。

でもさぁ 仕事がうまくいっていないのであれば とにかく うまくいくようにしないといけないんじゃないかな? 

あたりまえだよね? 


うまくいくようにすることよりも 「自分の正当化」が まず先に来て それで うまくいってません、、、、、って ぜんぜん 事態の打開になってない。

とにかく いろんな方法をつかって なんとか うまくいかせないといけない。





こういうことかくと 「不況とか時代とかを 努力とかアイディアでなんとかしようってムリがあるんじゃないの?」 とか いう人がいるんだけど 何いってんだ? 

誰が 不況とか時代とかを 何とかしないといけない! とか いってるんだ?

僕がいっているのは 不況とか時代とかのなかで うまくやるには どうしたらいいか?って 考えないといけないっていっているわけで 景気をよくしろ! とかいっているわけではないよ。

なんとか しないといけないことは なんとかしないといけないんだよ。

あたりまえだけど。

 


そう それでね、 最近 そんなことが いろいろ続いたんだけど、、、、、、 ちょっと様子がかわってきたんだよね。


この 自己正当化 というか うまくいっていないのに ぜんぜん本人が気づいていないとかのケースが いくつか続いて 最初は人にムカついたり 状況に腹がたったりしたんだけど だんだん、、、、、、 そう ほんとうに だんだん 怖くなってきたんだよね。

 


これね、 たぶん 僕自身が いままでも 相当やってきただろうし 今も けっこうやっているはず。 

そして このままでいけば 僕は
 
「俺はただしいことやってきたんだけど このケースは 難しいよね」

とか いいだして まわりから 無能あつかいされるんじゃないか? とかおもったら めちゃくちゃ怖くなった。

 


ヤバい。

ヤバいよ マジで。

本当に 背筋が寒くなったよ。


 

すくなくとも 僕は まわりから 「つかえないヤツ」とか おもわれたら メンタルが折れるという意味と 現実に仕事がなくなるって いう 二重の意味で 生きていけない。


 

いまでも たいして つかえるヤツじゃないけど( 本当に )でも 自己正当化するような フリーランサーに金払うようなクライアントなんか いるわけがない。

 

もっと いろいろ勉強したり 将来に投資してリソースをひろげたり 誰かの要求を謙虚にきいたり とか どんどんやらないとヤバい。

自分がなにものかに 成った、、、、 みたいに おもったら 本当にエラいことになる。

 

 

たぶん これは 一生つづくもので どこかで 「自分が最終的に 何かを成し遂げた!」とか おもうもんじゃない、、、、ずーっと 追いかけて 精進していくもんだって 考えに 僕は 今はなっている。

 

一生ずーっと続くって どっか苦痛というか 大変すぎるとか そんなふうに 思う気持ちもないわけではないけど でも 「生きていけない」んだから そっちの方が嫌だ。

 

もっと 精進いたします。 現実的に、、、ですね。

 

2011年6月22日 (水)

救急講習会に行ってきたよ

いちおう マラソンとかトライアスロンとかやっているんだけど 基本的に自分が参加するほうで サポートスタッフの経験はない。

でも、東京マラソンなんかで 「タレントが倒れたけど AEDで助かった」とかきいたり 震災とかあって 目の前で家族や知り合いがたおれたりしたとき 応急手当方法とか 知っておいたほうが いいな、、、、、、、って おもっていたときに 知りあいから

「救急講習会に参加しない?」

って 話があったので  土曜日に 南城市 グスクロードちかくの 島尻消防署に 行ってきた。



朝9時スタートで 12時までの3時間。

実際、3時間程度だと 「初級コース」的なものらしい。
上級コースは 担架のつくりかたとか いろいろやるらしい。
それも ちょっと興味あるな。



Photo

写真でみると なんか怖い感じの人形なんだけど これをあいてに 救命処置の練習をする。
人形あいてだけど かなり一生懸命やらないといけないので みんな真剣だったよ。



Photo_2


DVDがあって それを見ながら 消防隊員の人がおしえてくれます。

写真がちょっとわかりにくいんだけど 救命措置のながれは


1 反応を確認
2 119番&AEDの手配
3 気道を確保 
4 呼吸をかくにん
5 人口呼吸
6 心臓マッサージ (胸骨圧迫)
7 人工呼吸

という順番で 救急車や AEDがとうちゃくするまで (とうちゃくしても だけど) 6の胸骨圧迫と 7の人工呼吸をくりかえす。

胸骨圧迫は、じっさいやってみるとわかるんだけど 4センチ~5センチ ぐらい沈み込むぐらいにやるので かなり力がいるよ。

胸骨圧迫を 30回 人工呼吸を2回 これを 1セットにしてくりかえす。

とくに重要なのは 胸骨圧迫をとめないように つづけること。
途中でだれかと 交代しながら やめないで 4センチぐらい沈み込みぐらいの まさに胸骨圧迫をつづける。



え?

でも 4センチとか沈み込むくらい 胸をおしたら 肋骨とかおれたりしないのか?



僕もそうおもって 消防隊員の人に きいてみた。

「はい。 ほとんど折れます。 さわってて折れてるというのがわかります。 でも それでも骨はあとで なんとでもなりますが 命はもとにもどりません。 だから 折れても 圧迫して心臓がうごくように続けます」

えーー! 怖っ! 
虫も殺したことがない僕(←ウソ)が 他人さまの 骨をおるなんて、、、、
できるのかな?

でも 命のためなら いたしかたないね。
そんなこと言ってられないしね。

 

 


AEDが 到着したら それを使うわけだけど とりあつかいは もの凄くカンタン!

なにせ スイッチをいれたら(あけたら自動でスイッチONになる機種もある) あとは 音声案内にしたがうだけ。

いちおう書いてみると

 

1 スイッチON
2 電極パットを装着 & コードをつなぐ
3 音声にしたがって 電気ショック
4 また 胸骨圧迫の心臓マッサージ

 

AEDは 2分サイクルでうごくので あとは くりかえす というもの。

ふだん目にしないものなので いきなり使え! といわれると たじろぐけど 一回練習でやっておけば 確実につかえるようになるよ。

 


応急手当の救命措置は 一連のながれで ひとつひとつは そんなに難しいものではないんだけど やっぱり練習しておくのと そうでないのは たぶん全然ちがう。

ってか 練習しておかないと できないとおもう。

とくに 胸骨圧迫は かなり力がいるし これは 救急車がくるまで ずーっと続けないといけないもので 実際に5セットやってみて どんなものか実感することが とても重要だとおもったなぁ。

あと 子供とか妊婦さんとかへの対応とか おしえてもらった。

実際に 練習することができたので 参加して とてもよかったとおもう。

 

 

Photo_3

さいごに 骨折のときの 応急手当で 三角巾のつかいかたとか 気道にたべものとかを つまらせたら どうしたらいいか? とか いろいろおしえてもらったよ。



まぁ 自分で自分をたすけることは できないんだけど(あたりまえだが) 目の前で 人がたおれたりしたときに 

「何か できたらいいのに、、、、!」

って おもわないで すむ気がする。


もちろん そんな 場面なんて 遭遇しないことが一番いいんだろうけどね。














 

2011年6月11日 (土)

「非現実的な夢想家として」とは?

「日本で、このカタルーニャで、あなた方や私たちが等しく「非現実的な夢想家」になることができたら、そのような国境や文化を超えて開かれた「精神のコミュ ニティー」を形作ることができたら、どんなに素敵だろうと思います。それこそがこの近年、様々な深刻な災害や、悲惨きわまりないテロルを通過してきた我々 の、再生への出発点になるのではないかと、僕は考えます。我々は夢を見ることを恐れてはなりません。そして我々の足取りを、「効率」や「便宜」という名前 を持つ災厄の犬たちに追いつかせてはなりません。我々は力強い足取りで前に進んでいく「非現実的な夢想家」でなくてはならないのです。人はいつか死んで、 消えていきます。しかしhumanityは残ります。それはいつまでも受け継がれていくものです。我々はまず、その力を信じるものでなくてはなりません。」

村上春樹さん:カタルーニャ国際賞スピーチ原稿全文 より 抜粋


非現実的な夢想家ってなんだろうか?

単純に 「効率」や「便宜」を否定するイデオロギーのことだろうか?

う~ん。 どうなんだろう?

団塊世代のイデオロギーだと言う人もいるけど  もっとタフになるべきではないだろうか?

僕が 夢見る 「非現実的な夢想」というのは もの凄くみんながバカじゃない 世の中なのだ。


今、問題になっているのは 地震や津波などの自然災害ではなく 原発による「人災」で、それがなぜ?おこったのか というと あつかっていた人間が バカだったからだ。

つまり 結局 莫大な被害をだしてしまう程度のものしか スキームとして設計できなかった  低い能力のバカが あつかったものだから 予想外のことがおこったら まったくお手上げになってしまうわけだ。

予想外のことがおこることぐらい 予想できないのだろうか?

僕が ペーペーの入社3年目くらいの新入社員によく言う言葉だぜ?
「予想外のことがおこるぐらい 予想しとけ バカ!」

つまり 「効率」や「便宜」を 極限までおしすすめることができないから このようなことがおこるわけで そういう人間に 「原子力」のような いったん事故がおこると とりかえし不可能なものを 扱わせるべきではない。

もし そんな「優秀な人間」なんか いない というのであれば それはその時代ではあきらめて 次の時代の人材を育成しなければならない。



しょせん 人間にはムリだぜ、、、って話なら じゃ 技術的アーキテクチャでなんとかしろよ。 一般意志2.0みたいに  その技術だって 可能になってきているじゃないか。


原子力にしろ なんにしろ 「包丁」とおなじで それそのものが 悪をまきちらしているわけではなくて よく使い方がわからない子供に 包丁をもたせたら 危ないに決まっている。


ぼけーっと 口をあけて 夢想しているのは 夢想家ではなく たんなるバカである。


夢をかなえるのは あらゆる障害や ハードルを必死に乗り越え その先に 夢がかなうのだ。 


徹底的に 現実的な判断のつみかさねを 何年もくりかえして じりじりと少しずつ理想に近づく人のことを 本当の夢想家というはず。

だいたい 村上氏は そうやって 小説を書いてきたではないか。

ならば 僕はその力を信じる。

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