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2011年5月18日 (水)

ふがいない僕は空を見た

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 ふがいない僕は空を見た




「本屋大賞」っていう賞があって、これは「全国の書店員さんが一番売りたい本を選ぶ」っていう 賞で 僕は大賞をとった本は 手にとって読んでみることにしている。

 

ことしは 謎解きはディナーのあとで が 大賞だったんだけど 正直これは ??? って感じで 読んだあと 中学生の長男にあげた。 

( ちなみに喜んで よんで 「おもしろかった~」っていってたので それぐらいの年齢には ぴったりかもね )

 

まぁ そういう大賞だったので 今年は 「ハズレ」の年か? っておもってたんだけど 2位の ふがいない僕は空を見た が えらく評判がいいので 読んでみた。

 

 

読みすすめていくと ざくりとナイフで体をきられるような 強烈な体験だった。

 

 

 

子供のころに  「いろんなことを きちんとやらないと 変な人になりますよ」 的なことを いわれて じゃ ほんとに きちんとやらなかったら どんな人になるんだろう? って おもったことがある。

 

作中の人物は その「やらなかった人」が ずらりと ならんでいる気がする。

 

だから 読んでいると どこか自分が 上のポジションにいるような 人物をバカにするような気がしながら読んでいる。

 

 

だけど 読みすすめていくと だんだん気づいてくる。

 

 

実は そのバカにしている人物は すべて 読んでいる自分自身のことなんだ、と。

 

 

そう 「いろんなことを きちんとやらなかった」のは もしかして自分なのかって 気づかされていいく。

 

 

おかしい。こんなはずじゃなかった。

 

 

自分自身は ちゃんとやってきた気がするけど どうしてこうなったんだろう?って だんだん思いはじめてくる。

 

 

気づきはじめたら 読みすすめていくと 人物のこころが 気持ちわるいくらい 手にとるようにみえてくる。

 

だから とても痛いし辛い。

 

最後には ギリギリ救いがあって 読んだ後の 衝撃は強烈。

 

男性にも 女性にも オススメするけど けっこう心をえぐられるから そのつもりで 読むといいかもね。

 

 

 

 

 

短編5つから成るんだけど 5つで ひとつの物語。

 

そのうちのひとつ「ミクマリ」は、「女による女のためのR-18文学賞」の大賞受賞作で それだけあって 冒頭から 官能小説のような濃厚な描写がつづく。

 

でも それは 実は作者のしかけで のちの助産院での出産シーンなどの布石になっている。

 

作者は 窪 美澄さん という人で もちろん僕は全然しらなかったんだけど もともと官能小説とか書いていた人らしい。

 

だから そういう描写はとくいなんだけど 僕は文章のリズムもとてもよくて なにより 「人の痛い部分」っていうのをよく知っている人のような気がした。

 

 

正直 なんで この本が 大賞でないのか 不思議。

そして もちろん この本は 中学生の長男には ま~だ 早いので 読ませません。

 

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