電力不足が、首都圏とか東北とかで だんだん大きくなってきているんだけど 例えば、
「沖縄で 節電すれば 首都圏 東北で たすかるのか?」
っていうと もちろん そんなことは ほとんどない。
まぁ 節電そのものは それはそれで いいのかもしれない。
でも 電池なんかのイメージで
「こっちの量のぶんを 東北にもっていったらいいんじゃね?」
って おもうかもしれないけど 電気って 「瞬間最大量」勝負みたいなところが ほとんどで 実は 業務用の料金も それをもとにきまっている。
僕は 沖縄県でコーチングっていうかたちで 企業とか事業所とかに入っていくので 主に「人材のコンサルタント」的な位置づけだ。
だけど 働いている人から さまざまな相談をうけるから まぁ なんでも屋さんみたいになってきたりするんだけど そのなかで 「コスト削減」ってよく話題になる。
実は そのなかで もっとも効果がでることの ひとつが 「電気代削減」なんだよね。
「電気量削減」じゃないよ。 「電気代削減」なんだよね。
にているようで 微妙にちがう。
もちろん専門の人とかにくらべると 「なんちゅー基本的なことやねん」 とかおもうかもしれない。
でも そのごくごく 初歩的なことさえ ほとんどの会社や事業所では だれも理解していないんだよね。 だけど たしかに わかりにくいものでは あるよね。
だから ちょっと説明してみる。
まず 個人の人、、、、、は 残念ながら シンプルに節電しかありません。
でも 沖縄の場合は エアコンをまわしている時間が ハンパじゃないので エアコンの選び方 メンテナンスだけで 年間で何万円とちがいますから ちょっと注意。
そして問題の 業務用。
業務用で 電力会社と直接契約しているばあいで 「業務用電力」とか「高圧電力」とかで契約しているばあい。
詳しいことは いろいろあるんだけど 個人の基本料金にあたる 「契約電力」を さげることが 一番効果がある。
つまり 基本料金のようなものを さげることができる場合が もの凄くおおい ということなんだな。
どうやって さげるか?
これは 基本料金(契約電力)が どうやってきまるか? っていうのを知れば わかる。
契約電力は 1年間の最大需要になった 30分間 がある月が その1年間のすべての月の基本料金になる っていうこと。
(※ もの凄くカンタンに説明しています)
?? ちょっと 例をあげてみる
例えば 8月10日の 12:00から12:30 が もの凄く暑くて エアコン全開で 電気機器をたまたま(!)そのとき 全開でつかっていた。
なんか電子レンジ的なものも つかって その30分だけ ふつうの 3倍くらい 電気をつかってしまったとする。
そうすると その8月10日の 12:00から12:30の30分が「最大需要」と計算 されて 1年間 3倍の基本料金を払わないといけなくなる!!
このあと どれだけ節電しても 30分間だけ 3倍つかってしまえば おしまい。
1年間は 使用量にかかわらず ずーっと 3倍の基本料金だよ。
ある月の 30分間の最大 が すべての月に適用されるように なっている。
ウソみたいだけど 本当で これは どんな電力会社の「電気供給約款」っていうのにかいてあるよ。
だから 節電っていうのは 「月間の使用量」をおさえるよりも 「瞬間の最大使用電力」をおさえるほうが 効果があるんだな。
こんなことバラしていいのか?とか おもわれるかもしれないけど 別に秘密でもなんでもなくて とにかく わかりにくくて あまりにもしらない人が多すぎるだけ。
事業所とか会社とかによっては 100万円単位で節電になる場合もあるよ。
(業務用の節電って いろいろポイントがあるんだけど それはまた別の話しで、、、)
これは 電気代について なんだけど なんでこんな電気代の算定になっているのか? というと とりもなおさず 瞬間的につかわれることが 電力会社としては 一番負荷がかかる ということ。
だから ふだん節電!節電!って やっても 瞬間的に エアコンとか電子レンジとかパソコン起動 ドライヤーON とかやってしまえば まったく意味ないよ。
逆に ドライヤーつかうときは 電子レンジつかわないとか そんなふうにすると 負荷そのものが減るので 効果が高いはず。
だから 電力の性格って そういうもんなんだって おもう必要があるんじゃないかな。
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