2024年6月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            

最近のトラックバック

twitter

« 美ら島オキナワセンチュリーラン (前編) | トップページ | (音声 第3回) 何が「感情」をきめているのか? »

2011年1月19日 (水)

美ら島オキナワセンチュリーラン (後編)

 

前回 の続きです。

 

許田から、山(といっても、たいしたことはないが)をこえて 宜野座へ。

パンフレットには 「日本一早い桜」という文字がおどっていて 沖縄のさくら「寒緋桜」もちらほらみえる 名護ですが 坂はあくまでも坂。

雨はあくまでも雨。

 

降車は絶対しないつもりだったので がんばって登る。

 

あとで 聞いたんだけど このあたりで 一般の人の車と参加者とで ちょっとイザコザしたみたい。
たしかに、道中ずーっと自転車がふらふら登っているから クルマはなかなか気をつかうんだろうけど そこは 全国から参加者がきているんで 両方ともに 気をつかっていただきたい。

けっこう 登って 宜野座に入ったときに 後輪が 「パカパカ」と おとを立てる。

 

やってもうた。 相当気をつけていたんだけど、、、、、 パンク。

 

完全に空気がぬけているけど、バーストの音はしていないので 小さい金属か何かかな?

 

雨のなか しかたなく チューブ交換するしかない、、、、、ってか 後輪のチューブ交換とかしたことない。

7~8分かかって チューブに手がかかったとき 自転車で走っているオフィシャルのサポートの人が 

「あ~パンクですか?」
「そーっす~」
「あ おKっす」

って ひょいと自転車をおりて 僕の手からタイヤをとり えーと どれが原因かな~的に タイヤみてくれて 金属片をみつけ出してくれる。

「あ~ 沖縄の人っすか?」
「あぁ 移住者(ぼくのことです)っすよ」
「南国ってきいたんですけど、、、、詐欺っすね 俺大阪からきたんすよ」
「へぇ~ いつ帰るんですか?大変すね」
「明日なんすよ。もうちょぅっと ゆっくりしたぃ、、、、ぁ 終わりました」
「へ!?」

って 僕がタイヤはずしてつけるだけ、、、、くらいの時間に すべて終わらせるくらいはやくおわってしまってくれました。

超~ありがたい!

 

「空気だけは 入れてください。 もうパンク修理しすぎて 手に力があんま 入らないっすよ へへ。じゃ、気をつけて いってくださーい」

 

と ひょいひょいといってしまいました。

道中に このメカニカルサポートの自転車にのっている人たちの 驚愕の脚力とか テクニックとか 何度か目の当たりにするんだけど この人たち本当に凄い。
こういうの 目の前でみれたのは よかったな。
やっぱ うまい人みないと 何練習したらいいかわからないからね。

 

Photo

 

 パンク修理とかに 時間かかったけど 金武のエイドで タコライスとコンソメスープ。

両方ともおいしいけど やっぱ ボリュームが少ないね。

となりの人が おかわりしていたけど タコライス2こって、、、、う~ん やめとこ。

 

このあたりから ちょっと急がないと チェックポイントの時間制限がマズイかな? とか おもいはじめる。

海中道路が、また 寒い。

車体をナナメにしながら 風にとばされないように すすむ、、、、、ってか すすまないけど? 海中道路って こんなに長かったっけ?

なんか ハーフマラソンの「あやはし海中ロードレース」をおもいだした。
あれも 復路は ゴールまでがえらくきつかった記憶があるなぁ。

 

Photo_2

エイドから 海中道路の海。
めんそーれ の幕が はちきれそうに風が強い。

 

Photo_3

 

海中道路をでて 次のエイドは石川。

でも 海中道路をでたあたりから 完全に 僕がガス欠。
筋肉的には ぜんぜん大丈夫なんだけど 力が入らない。

なんとか 石川のエイドで補給したい。

Photo_4

 
 

このあたりから 「残り時間って あと何時間だっけ?」 「あと何キロ?」とか みんな 話はじめる。 そもそもスローペースだったので このあたりからちょっとがんばらないとマズイ。

でも このエイドでも バナナがちょっとだけしかない。

走っている途中で 頭がぼーっとしてくる。
違うことを考え始める。

タイヤがスリップする。 ハッとして 立て直す。 でも ボーっとしている。
もうダメだ。 走れない。
完全に沈黙。

 

、、、、、、、、、、、、、、、、、、
、、、、、、、、、、、、、、、、、、
、、、、、、、、、、、、、、、、、、



 

しかたないので 途中コンビニにかけこんで ゼリーとおにぎり、チロルチョコとスポドリを買う。 

食べて、飲む。

 
 

5分ぐらいで 再起動。

 
 

ってか なんで もっとはやく補給しなかったんだろう とおもうくらい 復活。

途中 チェーンを落としたりするんだけど すぐに復活。

そして ここからは 本当にラストスパート。

20キロキープで 走る。 走らないと間に合わない。

 
 
 

あたりは だんだん暗くなる。
でも とにかく 行くしかないし 走るしかない。

制限時間まで あと 10分。 でも ゴールはまだ見えない。

制限時間まで あと 5分。
ようやく ゴールが見える!

 
 

5時56分 ゴール! やった! もう泣きそう。 

 

本当にうれしかった。 凄く 感激した。 よく走ったとおもう。 
まぁ 走るしかないんだが。

 

Photo_5

 
 

体も、心も、車体も ほんとうにボロボロだったんだけど よくゴールできた。

 

ただ 来年は、、、、、どうしようかね。 
1年考えるよ。


« 美ら島オキナワセンチュリーラン (前編) | トップページ | (音声 第3回) 何が「感情」をきめているのか? »

自転車」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 美ら島オキナワセンチュリーラン (後編):

« 美ら島オキナワセンチュリーラン (前編) | トップページ | (音声 第3回) 何が「感情」をきめているのか? »