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2010年6月 7日 (月)

正しさの二重構造

社会的に「正しい」とされていることと 実際に「正しいこと」ということとは 全然違う。

そして いろんな捉え方があるとおもうんだけど いわゆる「社会的」のものと「実際的」なものの2重構造になっていると 単純にとらえている。

そうしたほうが コーチングの中で 扱いやすいから。

僕が コーチングの中で調整しているのは その「2重構造」とどのように向き合っていくのか? という戦略なんだとおもう。

どっちが正しいということではなくて ケースとか関係性とかで 按配がちがうし どちらを重要視すれば いいのかも違う。

ただ 社会的に正しいことと 実際に正しいことを わけていくことは 大いに意識する必要があるんじゃないかな。



毎日 きまった時間に 横断歩道を大きな荷物をかかえて わたろうとする おばあさんがいたとする。

僕は 通勤途中で そのおばあさんに毎日 あうことになるのだ。

「おばあさん、荷物もってあげますよ」といって 僕は 横断歩道をわたるまで 荷物をもってあげている。優しいのだ。

他に通行人は 1人か2人。 毎日 おばあさんから 僕は感謝されている。

そういった 状況は毎日つづいている。



さて 僕は 「良い人」なんだろうか?


ここだけだと 僕は良い人のようにみえる。

しかし 実は僕は 毎日 おばあさんの荷物をすきあらば ひったくって 奪おうとおもって 親切にしているのだが  通行人が 毎日1人か2人いるので なかなか実行にうつせないのだ。

通行人がいない まさにそのときに 荷物を奪おうとおもっているのだが いつも通行人に邪魔される。

しかし 通行人は 「ほう 親切な人なんだな」という顔で 通り過ぎていく。

そして 僕は いつしかあきらめて 通勤路をかえてしまう。 ついでに ひったくりもあきらめてしまう。


これは 外から「見えるもの」と 内側で「見えないもの」とを どのようにとらえるか? という話で 外側では「親切な行為をする人」であり 内側では「よこしまな考えをもっている人」である。

これは 社会的には 内面で「そもそもよこしまな考えをもった 親切行為なので 良くない人である」 といわれても仕方がない。


しかし 実際的には 「動機がなんであれ 毎日おばあさんの荷物をもってあげていたし その後も ひったくりをしていない。なので 結果的に良い人である」 ともいえる。



さて 重要なのは ここからだ。


ふつう ビジネスの場や 職場で 必要なのは 「結果」である。

ということは 「内面的なことや 動機がなんであれ 結果的にうまくいけば よろし」 という身も蓋もないものかもしれない。

ならば フォーカスすべきポイントは 「結果的に良い人になれる」ようにすることだとおもう。


ここが とても 重要で これができるのが コーチングの意義だといってもいい。

つまり「どうころんでも 何やっても 良い人にしかなれないような 状況をいかにつくっていくか?」 というところに フォーカスする。

これが コーチングの意義だと 僕は考えている。

「良い人」になることを目指して コーチしてはいけない。

「悪い人でも(笑) 良い人と同じ振る舞いになってしまう」

ように することが まず 最初にくるべきなんだとおもう。

(最初、、、ですよ。 それで お終いとは言っていない)



僕が コーチングをやっていて 「なんでこんなことに なっているんだろう」と 目を覆いたくなるような 状況になっている原因の ほとんどは

「まず 社会的に 良い人になってから それをふまえて良い結果をだそうとする」

というところに がんじがらめに囚われているケースなのだ。


社会的に良い人と、結果的に良い人との 因果関係は 実は厳密な意味ではほとんどない。つまり 志が高い人間が結果を出すということは 証明されていない。データ的にも論理的にも、である。相関関係は多少あるみたいなので 別の原因だとおもう。



まず 最初に目指すべきは 「結果的に良い人」で その次に「社会的に良い人」である。

順番を逆にしてはいけない。 







 

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