2024年6月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            

最近のトラックバック

twitter

トップページ | 2010年5月 »

2010年4月

2010年4月24日 (土)

2つのアプローチ

「次 に その人にとって 適切な問題が 用意されている状態」 が いわゆる モチベーションがたかい状態じゃないかな と以前にかいたんだけど、 しばらくは もう少し 詳しくかいてみたいとおもう。

その中でも、まず 前提として 「2つのアプローチがある」 ということについてかいてみたい。

 「個人」にアプローチする。  

 

モチベーションについて考えるときに 一般的に2つのアプローチがあって ひとつは「個人」から考えていく方法。

例えば 僕のまわりの人は だいたいみんなやる気がみなぎっているんだけど 僕だけがいまひとつノれていないときなんかが、そうだとおもう。

それは まわりの環境に 問題はないんだけど 「僕」がなんらかの理由でモチベーションが低いわけで そういう場合には、僕自身へアプローチをかけ る。

僕にコーチングをおこない 障害をとりのぞき、必要な変化をうながし、場合によっては新しく何かを学ぶことができるようにしていく。 僕個人に直接アプローチする、、、という方法 だ。

ただ条件があって それは 僕のまわりの人が 同じ職場とか にたような境遇のなかで 僕だけが なんらかの理由で モチベーションが上がらな い、、、、という場合に 個人にアプローチする方法は有効だとおもう。

 

 「システム」にアプローチする。 

 

あともう一つの方法は 社会とか組織、制度とかの集団、「システム」にアプローチする方法。

個人でいくら動機づけをしても 職場や組織がそのプロセスや結果を評価しなければ やがてモチベーションはしぼむ。

逆に ごくふつうの状態であっても その職場や集団の中にいると なんとなく行動させられてしまうということがあるとおもう。

 

 2つのアプローチ。 

 

心理学だったり 社会学、経済学のそれぞれ専門家の人からみれば 分類がちがうとか 一本化して説明できるとか ツッコまれそうなんだけど、「技術 者」の僕としては 「個人とシステムの両方へアプローチする」という あらわしかたが使いやすい。

カンセリングやコーチングというのは おもに「個人」にアプローチするものなので 対話をしているときには それなりの状態になったとしても 現実 の世界で理不尽なシステムが 阻害してしまうことがおおい。

逆に いくらシステムを洗練させても それはあくまで ほぼ最大公約数を満足させるものであって カスタマイズされてはいないので 誰もが不満をか んじていて しかも誰も満足していないという状態になりやすい。

つまり 2つの「個人」と「システム」の両方を うまくコントロールする必要があるんだとおもう。

組織のリーダーや経営者なんかは 重要なのは「システム」のコントロールだ。

だいたい みんなが 目標にむかっていけるような 制度や 雰囲気 評価システムなどを整備することが、人にかんしての 大きな仕事になる。

それを 運用するとき 実際にうごかす人(職長や先輩、直接の上司)に必要なのが コーチングの力量になる。

だから コーチングスキルだけでは 運用がうまくいくだけで 職場をうごかしているシステムのなかに そもそも 動機づけをする要素が とて も弱い場合は いくら個人に働きかけても うまくいかない。

 

 実際におこっていること。 

 

僕が「コーチング」と称してやっているのは 「パーソナル」のコーチングと「システム」のコーチング両方をあつかっている。

どちらかというと僕は「パーソナル」の方が専門だとおもっていたんだけど 現実には僕がかかわっているような 従業員が300名以下の組織のほとん どは 「システム」の調整とかみなおしで 劇的に効果があがることがわかってきた。

本当は「システム」の問題なのに「パーソナル(個人)」の問題に すりかわってしまっているので なかなか解決できなかったりするわ けだ。

もちろん再帰的に、互いに影響しあったりすることもある。

(凄くやる気がある人がいるおかげで、職場の雰囲気が変わる、、、というような 個人がシステムに影響をあたえることとか。) 

 

だけど 「個人」「システム」どちらか一方だけで すぐにうまくいかせることは ちょっと
無理があるし、効率もよくないんじゃないかな と いうのが 僕の実感。

なので モチベーションをかんがえるときに、両方がうまくいっているのかどうか? を 検討することが まず 前提になると考えている。

【再掲】 モチベーションが高い状態とは?

前のブログに書いたんだけど  このことについて しばらく書いてみたいので もう一度のせます。(書いてある 内容はまったく同じです) 

モチベーションをあげるとか 目標をはっきりさせるとか いろいろ方法はあると おもうんだけど 別の言い方をすると


「次に その人にとって 適切な問題が 用意されている状態」


と言いかえられないだろうか?


逆にいえば 目標がはっきりしていて モチベーションが高いという人、、、、それは  次に自分が解決する問題がはっきりしていて かつそれが 難しすぎず 簡単すぎず 適当である という人だとおもう。




やる気を引き出すには? とか 目標をはっきりさせれば達成しやすいとか むかーーーーーしから言われている。

だけど じゃ具体的にどうしたらいいんだ?  という話のときに 例えば「人」のメンタルにアプローチして その人自身を良い状態にもっていく方法というのは 効果が無いとまでいわないけど ナンセンスだとおもう。


その人にとって 実にフィットした適切な問題が 目の前にあらわれたとき それを解こうとして おもわず 前のめりになってしまう状態が 「やる気がある状態」といえるんじゃないかな。


つまり 自分にとって適切な問題設定ができれば モチベーションをあげ そして目標に向かうことができるのではないか と僕はかんがえている。






適切な問題設定をするには 自分自身の考えや行動の傾向を知る必要がある。


なぜかというと たいていは 「問題」そのものをつくりだしているのは とりもなおさず その考え方や行動の「傾向」がつくりだしているからだ。

大抵の人は どんな場合でもその人がもっている「思考回路」みたいなものは 2種類とか3種類とかしかない。

それが 良い悪いということではなくて 自覚的に、


「だいたい自分は こういうふうにとらえる傾向があるな」


と知っていると 問題に対峙したときに すぐに反射的にならずに済む場合がある。



いったん、立ち止まって 考える余裕ができる。



そこで 果たして その問題設定が適切なのかどうか? と冷静になれるんだとおもう。




さて どうも こういう問題設定でよさそうだ と決まって すぐに飛びついて ゴリゴリやるまえに もう一息いれる。


それは 自分を自分自身の力でかえようとか 「努力」とか「意気込み」なんかで クリアしようとか 絶対おもわない必要があるとおもう。


どういうことかというと ツールとかしくみとか他人とかをつかって 


「適切な問題をおもわず 自然に解いてしまう」


という状態をつくりだすことで より長時間働いたり 精神力で乗り切ったりなどの 余地をつくらないことだ。


世間には そういうツールだったり しくみだったり いろいろあるんだけど 自分の傾向にあったものを 選んで 対費用効果が高いものをチョイスする。


ここで「費用」というのは 自分の傾向とか あと目標の大きさとか 期限とかを考えて 時間、お金、好み(スタイリッシュか否かなど)を含めたもので お金だけではない。


そうすると 自分にフィットした 適切な問題を 次々に解いていくシステムができあがっていくので それを外から見ていると まるで モチベーションが高く 目標に向かって突き進んでいるように みえる というのが 僕の考え。


というか 僕がやっている「コーチング」って そんなふうになるように できるだけ最適に調整していくこと そのものなんだけど。


2010年4月21日 (水)

ブログ引っ越ししました

ブログを引越ししました。

引越しの理由は 楽天ブログでは いろいろやりたい事が制限されてしまうこと。

あといくつか他のブログサービスを、比較したんだけど 機能的にココログがいいかな? と思って ココログで書くことにしました。

RSSやブックマークしている人はあんまりいないとおもうんだけど、ご面倒ですが よろしくお願いいたします。

ちなみに こちらの旧ブログ はそのままにしておくつもりです。

あとこれを 機会に ブログのタイトルを 「ここから、移動」という名前にしました。
僕はいつも 場所を決めちゃうと そこから移動したくなるので そういう気持ちをタイトルにしました。 深い意味はないとおもう。 たぶん。

では また。

トップページ | 2010年5月 »